書簡・編

おたくもすなる日記といふものを、我もしてみむとて、するなり。

042: 2021年2月24日_on eST配信

拝啓

 梅一輪一輪ずつの暖かさ。月参りに立ち寄る妙見様の梅がほこっと静かに咲いて、風は冷たくとも光の春ですね。年末からの1STとライアー×ライアー、僕僕の露出ラッシュを追いかけるのはさすがに大変で、1月5日に書いたon eST配信初日の感想を6日に1ST発売祝いのカードに同封しようと思っていたのが結局今までひきつけています。はい、毎度そういう言い訳を書く大人です。

北斗さんのお元気そうな姿を連日メディアで拝見しているうちにバレンタインも過ぎました。ライアー×ライアーを拝見したら、きっと演技のお仕事の感想を書きたくなると思うので、ここで頑張って配信の感想を、と思う、僕僕発売日の私です。

待ちに待った1月5日は仕事を蹴散らすように終えて、交通安全のお守りを握りしめながら猛ダッシュで帰宅。ツアーTシャツに着替えペンライトも準備したものの、自宅鑑賞の特権、即ち参加者ではなく鑑賞者に徹することにして暗い中メモをとり続ける2時間。A4で10枚のメモになりました。配信は全公演観られたのですが、その都度付け加えて20枚まで増え、そのわりに内容がなかったらご容赦を。

今回の配信ライブのMVPは「何でも出てくるセンターステージ奥の壁」と「宙に浮く花道」。メンバーではなくてごめんなさい。

 COUNT DOWN

アラビア数字ではなく英字綴りだったのが”One"でツアータイトルを出すためとは、冒頭からお洒落。SixTONESでは定番の感もある硝子が砕け散るような映像と歪み。この時点で部屋は何があっても点灯しないことに決定。

 Mad Love

ほっほ~、この曲から来ましたか!と余裕で見ていたものの、煙の中で踊るシルエットのみ映し出され「ご本人登場なし」の4分間に、うっわぁ、舐めてるわ(褒めています(笑))と思いながら、でも炎の特効+レーザーが端から大サービスだから、よいのです。背景のマーブル模様にロールシャッハテストを受けているような気分になったり。こういった、雰囲気でゆらゆら踊るとSixTONESはジャニーズ随一にかっこいいですね。これは撮影済み映像を流しているのでしょうか、ステージ上でリアルタイムに踊っているのを照明で映しだしているのでしょうか。恐らく前者だと思いますが、有観客でもこれを映像で流す予定だったのでしょうか。初日は後者だと思っていて、これは配信ならではの楽しみ方だわ、ステージ上で北斗さんがそういう焦らし作戦にほくそえんでいる様が目に浮かぶわ、と思いながら観ていました*1

 OP

ひと昔前のジャニーズのアルバムでは定番だったOverture。ちょっと大仰ながらアルバムの世界に誘われるワクワク感が好きで、最近ないのが寂しかったのです。

今回のOPの朗読は序曲というより序章ですが、King's Treasure*2の”影と闘うSixTONES”の話の続きなのでしょうか。

EX Theatreで鎖に繋がれて登場した物憂げでけだるげなSixTONESを見た時の衝撃も忘れられませんが、今回は断然豪華で、背景に錯綜する数多の光の矢の束の力強さと火花の美しさ!CHANGE THE ERAで創世記だと騒いでいた光の演出がさらに厚みを増して、これは人類の天地創造ではなくてビッグバンですよね(大げさ)。

デビューツアーで手作り感が薄れた寂しさを語ってしまいましたが*3、早々に掌返して資金力ににひれ伏します(笑)。CDが売れるとこんな素敵なことになるのですね。とはいえ懐かしいKing's Treasureと世界観が繋がるようにも思える嬉しさ*4

 Dance All Night

こ、これは!...試聴の印象でこの曲こそは縦横に踊りまくるのかと思いきや、我が愛するTHE D-MOTION SixTONES ver.風味のロボットダンスではないですか。こんな上がる曲を抑制の効いたパフォーマンスで見せるとは。でも弾けていなくても内側の氷のように冷たい”熱”は伝わるような。

サングラスをかけているので開演10分で初めて顔を見せるSixTONES。MVだけでなくライブでまで顔見せが少ないとか(笑)

レーザーがピラミッドのようにも、操り糸にも見える。Mad Loveのマーブルもそうですが、多色を使っているのに煩くない(原色からひとつ引いた感じの彩度だから?)のが本当にセンスだと思います。音も弾むようなダンス曲の中にしっとりとした声の重なりを聞かせる部分が出現するのが素敵でした。

北斗さん、今回の配信通じて声がすごく出ていて絶好調だったように思いますが、英詞の発音もよかったですよね。ところで、髙地君のポップが上手になっていませんか?

 NAVIGATOR

メインステージの壁面からセットに様々な奥行と高さで配された無数のライトの細い光の筋が多方向に蠢くのが印象的で、これは会場でいきなり全景を立体で見て、視覚でガンっと衝撃をうけたかった。MVの青いサーチライトがここでよりスケールを増して、セットを”物理的な形状”として見せない、光の束の奥行き感。

物理的、具体的な”物”ではなく照明のスケール感やスタイリッシュな雰囲気で魅了する感じがSixTONESの十八番ですよね。先輩グループのどことも、何か違うのです。

NAVIGATORはずいぶん前にリリースされたように思えてコロナ禍の産だから、まだ生では見ていない。こうやって「いつか生で見なくちゃ死んでも死にきれない曲」リストがどんどん伸びて行く(笑)

 Telephone *5

この曲の天井からステージ下の客席床まで上下に流れるように展開する紅白のLEDのお陰で会場が巨大に見えます。皆さんの登場するセットのスケール感、床からの高さや広がりを測りかねるのが逆に配信のよさ。どこのWembley Stadiumかと思った*6 (笑)その中においても際立つSixTONESの存在感よ。その壮観を俯瞰で見られたカメラワークに感謝。

しかし、やはりこのスケール感は立体で見たいなあ。特に赤が禍々しいブリッジ状の花道とセンターステージが「未知との遭遇」のように上空から降臨してくる、それもメインステージからバックステージまで全長が!これは現地で真下にいたかった。

しかもこの花道、上下動するのが高まる!高い花道が「手が届かないスター感」があって素敵だし、赤いサーチライトが旋回してサイレンが鳴り響く危険な感じもゾクゾクします。”call me girl”の北斗さんの不敵な顔がアップでいいですね。会場だと「ぅ”き”ゃ”~」(SixTONESの現場の嬌声は濁音)の声があがるところ。

メインステージのスロープを滑り落りて、さらにヒートアップする次のS.I.X~Special Orderへの繋ぎとして最高。曲終わりの煽りで一息、と思いきや、樹君のみで続けて次の曲に行くSixTONES。お疲れ様です。不埒そうに見えて、勤勉ですよね。

 S.I.X *7

ベージュと黒の衣装、淡色なのにスタイリッシュでクール。関西コレクションパステルカラー衣装もそうでしたが、色合いに反したクールさと甘さの両面があって、どんな衣装も色合いもモノにするSixTONESさんの面目躍如。北斗さんノースリーブもよいですね。

ここで気付くメインステージ両側上空のモニターの大きさ!これは配信では勿体ない…有観客で使えますように

 Special Order *8

歌いだしの髙地君の妖しさ。センターステージで腰を落として踊るのは定番のように思えて。SixTONESって「重心高いダンス」があまりないですよね(笑) 上空のカメラがさらに低さを強調して "La La La La"の手のひらひらと、ジェシー君の”Haters Come on!" が病みつきになりそうなかっこよさ。
Come on!"って挑発の用法だと思うのですが、ジェシー君の口から発せられるとSixTONESのアンチすら、こっち来いよって折伏して味方にしてしまうかのようにも聞こえて(笑) Extra V.I.Pでは”Haters gone”だから、やはり挑発なのかしら。

 You & I

と、ここでこの爽やか曲の入るふり幅落差よ、と一瞬思いましたが、この曲にしてこの演出!北斗さんの”Oh baby now”のがさついた声がただの爽やか曲ではない(笑)

9月のザ少年倶楽部*9ではsocial distanceを保って踊っていらしたですが、有観客だったら所謂”お手振り曲”だったかもしれないと思っていたので、踊ってくださって嬉しかった曲。

 My Hometown

波の音が聞こえてきて花道が上昇すると、黄色と緑に塗分けられた通路が現れて、おっしゃれ&爽やか~(黄色と緑というとみかんとお茶の静岡色(エスパルスカラー)と、つい思ってしまう父方の実家が清水の人間ですが)ここはセンター客席に人がいたならなあとしみじみしてしまいました。

一方、配信ならでは、と思ったのはスタンド端から寄って映して下さったモニター前の2人の映像。よくぞここまで寄って、という配信ならではの近さが嬉しい。このモニターを有効に使えたのこの曲くらいで勿体ない...

 ってあなた *10

髙地君と慎太郎君のユニット曲の後は、きっとこの曲、との予感に違わず登場。

青~紫のライティングが静か。ステージ上に座してあまり動かないこの曲に関しては、配信の映像が(少なくとも初見においては)正解な気がします。

歌声を生で聴きたいのは勿論ではありますが。どこのChemistryかという程美しい、声の化学反応。歴代ジャニーズユニット曲で一番好きです。
中盤以降、北斗さんの声が強い!”弱々しくて脆いのに声が強い”。でも強い声であるが故の絶唱で弱さが詳らかになるという逆説。ぼろぼろな北斗さんにティッシュを無言でさし出してあげたい(袖口...)*11

 So Addicted

こんなに美しい鉄骨足場があったでしょうか。そして、樹君と櫓の組み合せ(最早定番)の素晴らしさ。そこに精緻なレーザー光線が加わって「全国民に見せつけるべき舞台演出」だと思いました。

照明と櫓の奥行感、立体感、陰影を現場で、その登場の瞬間に目の当たりにして息をのみたかった…と悔しく思った演出。でも、このライブ構成はPLAN Bなのですよね*12 会場でまた感動できるための、あるいは今度はそうきたか!と裏切られるための予習だと思うことにしました。

”You got me crazy”の声の重なりの美しさ。髙地君のキャスケットジェシー君のカーディガンが最高。カジュアルな服を衣装にしても映える*13って、体重58㎏で細過ぎと自称する体格のよいグループってよいですね。

 NEW WORLD

メインステージに6連結のリフター。リフターとは上空のファンに接近するための装置だと思っていたので、そうか無観客だとメインに並べて示威活動するのだと(笑)

ここまで来て、このライブは常に暗くて空気が煙っているなあと気づきましたが、下方からの照明が常に動き続けて拡散する様が美しく、光線の散らし方が効果的で、だからこその暗さと煙なのですよね、きっと。これまでのSixTONESのライブでもうっとり見惚れてきたライティングの何十倍もの光の束が細かい制御で生きているかのように躍動する、その精緻さの元が”蜂の巣”状の面になっているライトなのでしょうか。
NAVIGATORでも書きましたが、メインステージのセットが”形状”ではなく、照明、レーザー、炎、煙...飛び道具が何でも出てくる”機能”なのが本当に面白い。しかもツアー名までデザイン化して掲示する機能まで(笑)

アルバム曲があれ程までに多様なのに、それを基にしたライブを通して一貫して全員の世界観が統一されていて、大きな場面展開やムードチェンジがないのに飽きさせないのもすごい。

  "Laugh" In the LIFE

この曲だけはやはり、メモをとっている場合でなかった...さあ、行こうか!

最初の会場全景が夢のような光景で、これはスタンド上方席の特権を配信で享受した感あり。

 MC

初日の曲終わり、なぜあんなにせわしなくMC第一声を発したのだろうとひとしきり(笑) 

新リーダー北斗さん、相変わらず「リトルストーン、つまりリスナー」などという細やかな視聴者への気遣いが素晴らしい。北斗さんの声、喋りでも歌でも絶好調でしたね。

MC中も背景のセットの照明が細かく動き続けていて瞬く星を背景に喋っているみたいでなんだか嬉しかったです。

 僕が僕じゃないみたいだ

MCでの告知中に映画の映像紹介という形式が懐かしいなあ、などと思っていたら突然歌唱が始まるSixTONES STYLEが嬉しい。マイクスタンドの植物の装飾がかわいらしい方向性ではなく、色彩抑えめの渋いお花。メンバーかスタッフさんに、非常に色彩や画質の引き算の感覚が鋭い方がいらっしゃるのだろうと、いつも感激します。照明がデイジーの花のように光るのが、また素敵。

で、このまま後半に入ると思いきや、またMCに戻るのですね。北斗さんと髙地君の歳月をうかがわせる寸分タイミングを間違えない漫談の円熟!

 EXTRA VIP

北斗さんと髙地君が居残りMCということは、これでしょう!待ってました!の1曲。

赤と青の照明に分けられたV.I.P.ルームのBOXを錯視のように不規則な角度から映すカメラ、怪しいレーザーを放つクリスタルボール。

ジェシー君のリズムの独特の取り方がかっこいい、これしかないっというダンス。机に足をかけて座ったりしたらおばあ様にお行儀を叱られてしまいそうな気もするジェシー君の、V.I.P.ルームのギラギラ感の中の上品さ。勿論、我らが千葉代表の樹田中氏には、バチバチにこの世界が似合ってしまうので言うまでもない(笑)

曲終わりにBOXを出る様子が映るのですが、暗い中、段を降りる様がちょっとびくびくな感じが、「あ、映っちゃった、見ちゃった...」と思いました。配信の面白いところですね。Watch your step!

 Coffee & Cream

1STでは「ってあなた」と双璧の好きな曲(いや、全曲大好きですが)まさに”It's pretty damn good”.

街の音が響く中、休日。lazyな朝、鳥のさえずり、ベッドでぬくぬくだらだら...のchill song。なのに、陽光が溢れるわけでなく、スタッズ付衣装にカウンター椅子。morning coffeeなのにジョッキ(?)なのかい、珈琲で乾杯するのかいってツッコミ入れてしまいました。すみません。でも本当にこの曲が大好きなので、細かいことはさておいて、SixTONESならではの雰囲気ある演出を堪能してしまうのですよね*14

”spurkling pink”はアルバムではジェシー君が歌っていると思い込んでいたら大我君だったのですね。声色が幅広い...そして、まさに陽光が輝いて肌の上にこぼれ落ちているかのような表現力。北斗さんの”dripping, dripping...”がすごく好きなのですが、dripってコーヒーとかけているのでしょうか。

 Lemonade

初パフォーマンスですよね!。前述の”ジョッキ”的な形状は、こちらのイメージなのでしょうね。LemonadeってよりLimoncello飲み干している感じですが(笑)

暗い中、白い衣装で上品な色気があるLove Juiceのライト版的な。今回はパフォーマンスをしながら移動するのに使われていて、ちょっと急ぎ足で歩いてみえて、せっかく哀調を交えた大人なかっこいいラテンなのに勿体なかった。

と思いつつ、何しろこの密度のライブをほぼ6人出ずっぱりで構成しているのだから、仕方ないですよねって甘くなってしまいます。

 Hysteria

初日は初披露の日生劇場のパフォーマンスのような、頭部と上肢だけ露出させたサロメversion*15。この「ただの腕」の艶めかしいこと!全身が映し出されて初めてこの部分が映像であったのだと気づきましたが、そこが配信ならではの演出。無観客のお陰で客席を完全に暗くできるので、センターステージが非常に際立って見えてよいですね

...などと考えていたら2日目からは白いレーザーに包まれてセンターステージで踊る演出に変更。冒頭のレーザーの形状がロータスのようで美しい。歌割に併せてメンバーカラーに光が変わったり、白布が吹き上がったりしていましたが、若干演者が見えづらく感じてしまい。これは意図的に演出しているのでしょうか。

 映像

この怪しい映像。ドラッグなどからは最も遠い人間性の人達にして、この「きれいな悪夢」系のトリップ感。セピア色。どなたの好みか存じませんが、もう大好きです。

慎太郎君のピルエットが永遠に続くのではないかと軽い眩暈を覚えたり(笑)、高地君の上半身が思いのほか柔軟で肩のアイソレーションがきれいで嬉しくなったり(SixTONESって体格のよさに比して柔軟な人が多いですよね)。この映像の無表情なダンス、Mad Loveのそれと同じく、SixTONESの得意分野ですよね。

 Amazing!!!!!!~JAPONICA STYLE~RAM-PAM-PAM~

立ったままで背中を見せるだけで、振りをつけずに歌う自信みなぎるような”大人の”Amazing!!!!!! 青い衣装の北斗さんのサスペンダーが素敵。表面にギラギラ感を見せないけれど、噴火寸前の地底のマグマのような...と思ったら、メドレーなのですね

JAPONICA STYLEはそろそろ疲れてくるだろうライブ終盤に動きの激しいMV版を入れるのが、RoughXXXXXXと同じくSixTONESの実は追い込み好き(?)なところ。

ピンクと青の照明に煙る、クールなRAM-PAM-PAM。和楽器の響きが勇壮で劇的で、Track ONE -IMPACT-ではアジアンテイストのそれであったのなら、今回はジャニーズのアイデンティティ、Japonesque。龍が出てくるのではないかと(笑)アルバムでも箏が入ったりするのかと思ったら和楽器アレンジはライブだけなのですね。お正月用だったのでしょうか。

これだけハイカロリーな曲が連続する中、JAPONICA STYLEに戻り...と思いきや一瞬だけでNEW ERAに。渾身の最新シングルをあっさりメドレーの最後に付け加えてしまう潔さ!バラード部の前に一瞬だけ全景が映ったのがかっこいい!皆さんの顔のアップもよいですが、 メインステージの照明が奥行き感があるので、ひいた映像は天井カメラと並び配信ならではの特権ですよね。

NEW ERAは広大な背景で撮られたMVの印象が強いのでYTFFや歌番組での披露もよいですが、やはり広い会場に似合いますね。後ろ手に手を組んでスキップするみたいな振りが好きで、ハードなダンスの中に何故あのかわいいふり...

 Imitation Rain

細く鋭く刺し貫くようなレーザーの雨降りしきる中、環状の装置が降下してくる"青い”Imitation Rain。紅白のENDLESS RAINの影響かもしれませんが、海のイメージ。無観客の静謐の中響くイントロには宗教に近い、負の感情を昇華させるようなものがあって、TrackONE-IMPACT-の時の炎を背負った激情や、転調前に全員が身を寄せ塊になった姿にデビュー時感じた「寄る辺ない人達が自分達だけを味方に何かに挑もうとしている」ような印象も既になく、怒りや葛藤が浄化されたような。

立ったままのAmazing!!!!!!に感じたと同様、1年間の活動を経て”SixTONES"を確立しつつある自信が感じられたように思いました。

数巡1STを聴きこんだ後に、新車のオーディオを試したくて全CD曲をWAVファイルでとりこんで聴き直しているのですが、Jr.にしては成熟していたSixTONESのImitation Rain、大人になったと思って聴いていたNAVIGATORが、1STを聴いた後では青く幼く聴こえて、皆さんの不断の努力と伸び盛りのグループの魔法を感じました。

 ST

SixTONESは”ここぞ”というところ、メインテーマ的な曲で金色の照明を使いますよね?上下違い違いにセンターを貫く花道のブリッジの視覚効果の強さ!これだけメッセージ性のある激しい曲を花火でボンっとぶった斬る終わり。続くLifetimeが同じかそれ以上に強いメッセージをこめられた曲だからでしょうか。

STは”遥か先”に向かう己と旅の道連れを鼓舞しているかのような、と前回書きましたが、Lifetimeはそっと浄土に導いてくれるかのよう。 

 Lifetime

激しいSTの後、一転してすとーんと静寂が満ちる中、真っ白な光の中にプロペラが回る様な音。天国か...

等身大の僕達、とライナーノーツには書いてあったけれど、終盤のコーラスのゴスペルを思わせる荘厳さ(Talking Rock誌ではオペラと表現されていましたね)。もうだいぶ前から生涯応援するのだと思っていたけれど、人生の終わりまで導かれてしまいそう...

曲中、”重い木製の扉”が軋むような音が入りますよね。CHANGE THE ERA 20ixのT∀BOOで、扉をこじ開けるような意志的な手の表情が印象的でしたが、今回は閉ざされた扉をこじ開ける音ではなく、運命の巨大な扉が自ずと開いてここからの私達の道につながっていくかのように思えます*16

 この星のHIKARI

Happy全開のこの曲。FC限定の”ホーム”でのアンコールはやはりこれですよね。皆で共に歌う定番でありながら、ルーツが舞台なのもあってか、ブラスセクションの煌びやかさ故か、SHOW向けの曲に聴こえます*17

ブラッシュアップしたシングルカップリング版のJr.時代の曲もよいですが、原石盤ではなるべく原曲のアレンジをそのままに収録されたというのが泣かせますね。今回の配信ライブは皆さんが本当に嬉しそうに、回を重ねるごとに自由度を増して動き回っているのが楽しかったです。

本編が常に闇を基調としたスタイリッシュさであったからこそ、その後のアンコールの対照的な明るさと虹色の照明が、「この星に溢れる光をすべて集めて」ステージを照らしているかのように眩くて。私達、幸せだねーとしみじみと思わされる。

2番の歌詞、しっかり受け取りましたが「出会えてよかった」はいつでも聞かせてあげられますよ(笑) どんな美女とでも恋愛できそうなSixTONESさんが惹かれるのが「声や仕草」で「転んでも立ち上がる強さ」が売り(あるいは惹かれるポイント)というのが、何とも。普通の人間である私共にも優しいというか(笑)

 

緊急事態宣言下の年始の望外のお年玉だった配信ライブ。逆境を逆手にとった完成度に、やはり現場で参加したい気持ちもありつつ、配信の気楽さ手軽さ等、よいところを楽しもうと思いました。が、しかし、手紙を清書していて気付いたのは、感想がほとんどセットや構成についてであったこと。冒頭に書いたようにこのライブのメインステージの「飛び道具満載の壁」と「可動花道」は大好きなのですが、演じ手の方のパフォーマンスはどうしても現場の空気感や温度、発散される気迫や熱を実感してこそ、というのものなのだなと、今さらながら思い知ってしまいました。もちろん、映像から受けとるものもあるはずで、そこは自分が家でとったメモには入らなかったのだと自分の嗜好を改めて認識しました。

先の手紙*18で『どのメディアでも「音楽性」「歌唱力」「表現力」を当たり前に冠して』と書きましたが、1STが世に出たことで市中の様々なジャンルの音楽愛好家や専門誌からの「多様性」「完成度」の評まで加わって(「度肝を抜かれた」の言葉まで!)どれほど嬉しかったことか。

そして、ホクトホールでの印象で「ご自分が主役になるのは居心地悪く感じてしまわれるのか」と書いてしまった*19のが申し訳なくなるような昨今のソロ表紙とライアー×ライアー関連露出での座長ぶり。家族、友人皆が私を連れて行こうと応募してくれた舞台挨拶も全く手が届かず。とうとう泰山北斗への道を歩み始められて、そろそろ増えるファンの手紙の山の中で自分の手紙は埋もれていくのだと思いつつ認めています*20。表紙を飾られたanan(重版おめでとうございます)の「僕の姉ちゃん」に「ちゃんと見ている、がいとしさの定義」とあったのに思いがけず、はっとさせられて。見せていただいたものにせめてお礼のかわりに感想を届けられたら、が動機でも、「ちゃんと見ている」を言葉に綴ると長くなり、お忙しくなると読むことすらご苦労でしょうに。

 

清書し始めたのは「僕僕」発売日なのに、電車の中で書いたり、ライアー×ライアー初見後、緊張が解けてどっと眠気に襲われる中書いたりで、ところどころ字がひどいことになりながら、ようやく1週間かけて書き上げられそうです。

暦の上では既に春。空にも光が溢れていて、春を待ちわびつつ、北斗さんとSixTONESに関わる全ての方達のご多幸をお祈りしております。

いつでも、どんな北斗さんも応援しています。

                                かしこ

2021年2月24日                          

*1:2022年6月注:実際は逐次ステージで踊っていたらしい

*2:~君たちが~KING'S TREASURE サマステ ~君たちが~KING’S TREASURE|テレビ朝日

*3:031

*4:その時にも出てきた単語だったか記憶がないのが残念ですが、Hexagon Rohshteinsとは、結局何なのでしょうか。恐らく6つの原石的なことですよね?

*5:1STverではシングルカップリングと違ってライブと同様電話のベル音で始まって、ベースの歪がかっこいいですね

*6:ロンドン五輪女子サッカー決勝観戦しに行ったのですが、素敵なスタジアムです。いつか行ってくださいね。あ、観光や観戦じゃなくてね

*7: ジェシーのMCがかっこいいですよね。この曲、自己紹介っぽいからオープニング曲かと思っていました

*8:朝一番で受け取った1STを車で聴いていて、この曲に思わずテンションがあがってアクセル踏み込んじゃいました。危ない(笑) 

*9:2020年9月11日放送 テーマ『Dream』

*10:この曲のイントロとアウトロに満ちた終焉の雰囲気がSMAPSMAP最終回での椎名林檎さんの「青春の瞬き」が思い出されてやるせなさが一層募るのです。CDで聴いたら歌い始めの吸気が収められていて、こだわりましたね~。試聴で「ちぎりたいわけじゃ」が「契り」だと思っていた私…「千切る」だったとは(笑) 

*11:袖口といえばジェシー君のカーディガンの袖口も萌袖指がかかるのかマイクが当たるのか、NEW WORLDでアップになると編み地が解れて見える...そういうデザインの袖の編み地ですか?

*12:ただでさえお忙しい年末年始に予想のつかない感染症の動向見ながら無観客配信と通常開催と2種の構成を考えていらしたということですよね.ご苦労お察しします。ありがとうございます

*13:嵐のPIKA★NCHIの衣装、もっとお金かけてやってくれ論議があったのです(笑)

*14:こんなオシャレな曲を牛柄靴下履いて歌っているのが、お洒落。車のオーディオをグレードアップしたら、最後にも鳥のさえずりが入っているのに気付きました。お洒落

*15:当時、勝手にサロメの生首から連想してそう呼んでいました

*16:因みに音色盤だとジェシー君に導かれて天に召されてしまうのかな...私…とそっと目を閉じて荘厳さに打たれていると、直後にEXTRA V.I.P.が始まって、Kingsmanのイカれたカリスマ牧師が信者を侍らせて踊り狂う様を想像してしまう...MV衣装も牧師っぽくて。すみません

*17:少年倶楽部で岸君の曲紹介「それでは、よい夜をお過ごしください」から北斗さんが横っ飛びにステージに飛び出していくのが大好きで、あの、NHKホールの客席がぱ~っと拡がる光景がなんともいえず、SHOWだなあ、ジャニーズだなあ、と思うのです。SixTONESのライブは最高だけれど、ショウ形式のステージもまた観たいなあ、と

*18:039

*19:029

*20:最後に北斗さんにお目にかかったTrack ONE -IMPACT-福岡公演。帰りの福岡空港ANAラウンジから4番搭乗口に向かって改築中の暗く人気ない通路を歩いていたら、いきなり右手前方の扉からSixTONESご一行様が現れたのです。何も後ろめたいことなどないのに何故か動揺して数m後ずさりたくなったのですが(笑)、私も搭乗口に行かねばならず、そのまま皆さんの後ろをついて歩くことになってしまったのです。手荷物検査から搭乗フロアに入った途端不意うちで皆さんの前を横切ることになったファンの方達、どなたも超クールにスルーされていて誘導の方もお仕事はなかったですね。ファンがどんどん増えていっても、この幸せな関係性が続きますように

041: 祝・デビュー1周年

            To my beloved STylish six guys

 

You are STeering team SixTONES, sometimes as a  STarter and at other times a  STopper. Being so clever, you are going your way, indifferent to criticism.
I hope you e ST
ablish your  STandards to keep away from causing controversy.  

 

Though you do not make a clear STatement about what to do, you are the STabilizer of our team. Your blog, written with willfully obSTinateness eases my mind every day because I can get to know that SixTONES is untroubled today, too.
I think you should be the laST
 resort of SixTONES' metric rise to STardom.
Wishing you truST
 yourself when singing

 

Your way of smiling looks so graceful though you seem to have kept resiSTant to unjuST destiny. That is because you have been making STeady progress STep by STep.  I expect you to keep going on your STyle.  

 

You are "the STAR"; the keySTone of an arch conSTructed by six STones.
You are always laughing and make us happy.  

You are so STrong that you can hide your STruggles, but  I miSTily feel that you are always fighting againST something. That is why I can't help giving you a booST. 

 

You are like STaple foods, essential for my life to go well.  

What I love about you are; 

The range of your voice is aSTonishing when singing and delivering your lines. 

Your fantaSTic dance STimulates me as if it is highly spiced.

You act STunning that it should be your deSTiny to be an actor.

 

I love your dancing way; though STanding STill, you look as if music and dance are flowing from inside of you.  

STarting signal is always a green light as long as you've STayed STrong‐willed and truSTworthy. I hope you can go STraight forward.

 

The world will STare at SixTONES with amazement, someday soon.
SixTONES will ST
ir up the world with a feeling of euphoria with their music.
May the feeling of diSTance between you and I never change.

 

時には先発として、ある時には抑えとしてチームの舵取りをするあなた。非常に賢いからこそ、批判には敢えて目もくれずに我が道を貫いている。一つお願いできるなら、不要な論議に煩わされずに済むよう、確固とした価値基準を持って欲しい。

 

何をすべきか明言こそしていないけれど、あなたは我らがチームの安定剤です。頑固な意思力で毎日綴られるブログを読んで今日もSixTONESの無事を知り、安心するのです。あなたこそSixTONESが超速でスターダムに上り詰める最終兵器だと思います。自分を信じて歌ってくださいね

 

不公平な運命に抵抗し続けているようなのに、あなたの微笑みはとても優雅。それはあなたが一歩一歩着実に前進してきたからなのでしょう。これからも自分のスタイルを貫いていって欲しい。 

 

あなたはまさにスター。6つの石で構成されたアーチの要です。あなたがいつも笑っているから、私たちも幸せになれます。あなたは強いから自らの葛藤を見せないけれど、いつも不思議と何かと戦っているような気がします。だからこそ、応援せずにはいられません。

 

あなたは私が生きていくためには欠かせない主食のようなもの。           あなたの好きなところ;                             

  • 歌う時、台詞を口にする時の声の幅の驚くべき広さ               
  • スパイスを利かせたかのように刺激的なダンスの素晴らしさ              
  • 俳優になることが宿命だと思えるような、目を見張る程の演技   

 

ただ静に佇んでいてすら内側から音楽やダンスが流れ出すかのようなあなたの踊りが好きです。 あなたが強い意志をもち信頼すべき人である限り、いつもスタートの合図は青信号です。どうかこのまま真っ直ぐに進んで欲しい。

 

いつの日か、世界が驚きをもってSixTONESを見つめる日が来るだろう。        SixTONESはその音楽で世界を陶酔させるだろう。                 あなた達と私の距離感の変わることがありませんように

040: 祝・1ST発売

       

       Congratulations on the release of your "1ST" album!

 

         雨垂れを穿つ歩みがデビューを機に加速して、

           Kill two birds with one stone.どころか

             飛ぶ鳥を何羽も落とす勢い!

             これからも(よい意味での)

           ”A rolling stone gathers no moss”で

              八面臂のご活躍を!!!!!!     

              

                6th. Jan. 2021

 

039: 2020年12月23日_1ST(発売前プロモーション)、雑誌雑感、映像仕事前夜

拝啓

  通常なら「本年も余日少なくなってまいりました」と始める年の瀬に、情報に追いつくのが大変な程のぎっちぎちのお仕事ぶり。お疲れ様です&ありがとうございます。振り返ると世界的な災厄に見舞われたとはいえ、SixTONESを暦に共に過ごす1年はお陰様で本当に幸せでした(ああ、去年の暮れにも書いた言葉を繰り返せる果報)。

デビュー前、「おらおら」「クール」という漠然とした枕詞に「なんか、くるらしいよ」という雰囲気だけまとわされて紹介されていたジャニーズの新人グループが、デビューを経てわずか10か月余でどのメディアでも「音楽性」「歌唱力」「表現力」を当たり前に冠して評してくれるようになった嬉しさ。皆さんの実力もさることながら、誰かと競争するのではなく「俺たちの売れ方」と流儀をただひたすら追求して下さった姿勢の所産でしょうね。

Jr.の時から融通無碍、でもしっかりした”核”、即ち「これをやっとけばファンは喜ぶだろう」的な志の低い媚びや妥協・奢りのなさに対する信頼感はありましたし、SixTONESと事務所スタッフさんの意思決定のセンスは信頼していました。そこにさらにYouTubeスタッフさんとの信頼関係を得て、SONYのスタッフさんという最高の参謀を得て、資金力(ご自分達で獲得した実績に基づいたものですが)と楽しんで仕事できるよい環境を整えていただき、曲数やリリース頻度が増えても、さらに質を高めていく、こんな人達を応援できる幸せ。SixTONESとの相性も意思疎通もよく、センスも通じた”大人達”の手が入ることで音楽活動にこんなに楽しさを加えていただけるとはさすがに想像していませんでした。

webデザインから粋なツイッター戦略でオシャレを追求したりダジャレを考えたりのみならず、NEW ERAのリリックビデオに独仏西露葡尼比語まで入っているのが、SONYさんの世界戦略の本気がうかがえますし、JUKE BOX *1も、あんな豪華なアルバム告知は過去にあったのでしょうか。窓外は昼光から夜へ変化し、カーテンは風にそよぎ、シャンデリアの薄明りの下ジュークボックスがネオン色に仄かに光ると曲が流れる...数時間の公開だというのにこんな凝り方、企画から体裁まで考えているのがどなたかわかりませんが、大好きです。1分間にタイトルが含まれる切り取り方も、覚えの悪い私にはありがたい。すごく面白いものに立ち会っているわくわく感に、6時から聴けば網羅できるのでは、と途中からうっすら予想しながらも、ずっとYouTubeに張り付いてしまったお祭好きな我ら。

シングルで楽しませていただいた北斗學園のセルフライナーノーツは今の北斗さんのお忙しさから難しいだろうなと寂しく思っていたら、まさかの公式サイトに全員で*2という制作意図マニアには堪えられないサービス!。

一昨日のダイジェストムービーも、そうそう、そうなのよ!!という映像に沸きましたし(夫はSixTONES、世界進出に本気だな、とわかった風なことをつぶやいていました)今や、プロモーション担当と拝察される”青ソニ””さんのファンでもあります。

さらに北斗さんは表紙を飾る雑誌を含め、映画関連の怒涛のお知らせに1月ドラマまで!HDDや雑誌を整理したりする暇すら与えぬ波状攻撃。本当に、この1年の”私達”、よくやった!そして、新年からもよろしくお願いします。

1ST

シングルはもちろん、記念すべき1STオリジナルアルバムの本気さに、車以外でゆっくり音楽を聴けない自分、車、買い換えちゃいました。BOSEの音響設計が素晴らしくてぞくぞくするような重低音が響く車が広島からやって来るのを楽しみに待っています。試乗では担当者も気にせずNAVIGATORとNEW ERAに聴き惚れていました。唯一の難点は静粛性が高くて外の人に音漏れステマできないことですが、2月末の納車までは今の偉大なる国産大衆車(紫なのでSexy Roseと呼んでいます)で1STの音漏れ響かせて通勤します。ツアーの遠征、慣らしに新潟に乗って行きたかったのですが、このご時世では難しいかなあ。

閑話休題、そのくらいの勢いで楽しみにしている1STですが、JUKE BOXで試聴しただけでも、音楽の技術的な表現の語彙に乏しいのがもどかしくなります。作詞作曲をしないことで、作家性やグループの性格、創造性の限界に規制されることなく多様な楽曲を選ぶことのできるジャニーズのシステムの贅沢さに以前から感謝はしていましたが、そこに確かな歌唱力と表現力があると無敵なのですね。音楽のジャンルの「端から端まで全部っ」というくらい多彩な楽曲群を、咀嚼し消化して血肉にして表現されているのが試聴版でも聴きとれました。恐らく常日頃のSixTONESの”やり口”からすると全曲通しで聴くと新たな絶句が待っている予感...しかも、アルバムを聴き込んでいくうちに通常、最初の10回位を越えるとたいてい”飛ばす曲”ができるのに、1分間の試聴を繰り返している現時点では、それが皆無どころかさらに聴きたい曲ばかり。
以前「アルバムの1つの世界観をもって構成されたライブ」を楽しみにしていると書きましたが、統一どころか、この「これだけご用意できますけど、何か?」とでも言いたげな挑戦的な見本市のようなアルバムをどのようにライブで具現化してみせていただけるのか、あまりに楽しみなので、想像することすらやめました。

 ST

以前、SixTONESの曲は「決意表明」的な歌詞が多いと書いたと記憶していますが、デビュー曲ではそれまでの道程と心情を詩的に綴り、NAVIGATORでは進路への迷いと矜持をリズム重視の韻文で、NEW ERAではトップスピードに乗らんとする(早くも(笑))様を口語で、各々歌っているように思っていたのですが、STは”遥か先”に向かう己と旅の道連れを鼓舞しているかのような、この文語調よ。

ダンスを得意とは決して言わない(私はそうは思わないですが)SixTONESが、MVの回を重ねるごとに「1番 ハード」を更新していくのはなぜでしょう(笑) 初見の自分のつぶやきを見返したら、ひたすら「踊ってますやん、踊ってますやん」って歓喜していて読み返して笑いました。

 NAVIGATOR

リリースが遠い昔のように思えてしまいますが、客席で一緒に右腕を後ろに掲げるのと*3、”Hey you!”するのは諦めていません!本当に大好きな曲です。

 Special Order

一聴、おお~、ゴリゴリ!と思いましたが、中にちょっとオリエンタルな感じの旋律も混じっていて、そこに新奇性。EXTRA VIPもそうなのですが、ゴリゴリした曲でも爽やかさが垣間みえるのは声質なのでしょうね。

 
 NEW ERA

発売日にファミリークラブでコロナ禍のために設置されていないと思いこんでいたお手紙箱を発見。30分しか許されない滞在時間の残り20分で走り書きした手紙*4で書き損ねた感想を書こう書こうと思いつつ、続々更新されるSixTONESのお仕事によりきられて今に至る。

テレビ露出のたびに異なる演出も衣装も、歌唱の変化も楽しかったし、素晴らしかったです。主題歌として初めて聴いた印象がいかにも土曜夕方のアニメ主題歌然としていたのに、全く違う印象になったCDTVライブライブもミュージックステーションも、おうっバラードが現れて!って驚きも、14日にディーラーで乗換えの新車の試乗してしまうに至る後押しになったことは否めない…

 Curtain Call

タイトルがなぜCurtain callなのだろう、全貌が早く知りたいと思いながら聞いています。試聴版では北斗さんの歌いだしが新鮮でした。

...樹君、眠れない時にドライブされるのですね*2。私は腹立たし過ぎて緘黙したい時にガンガン音楽かけて車を走らせることがありますが、そんな時のお供はかつては大西順子さんの叩きつけるようなパッション滾るピアノトリオだったのですが、今はH.ZETTRIOさんのNAVIGATOR。無機質で自分の心情に全く寄り添わずに無視してくれる、自己憐憫や怒りなどばかばかしいと思わせるクールさが逆に心地よくて愛聴しています。

 Dance All Night

私の印象では、しいていえばこのアルバムでは一番ジャニーズっぽい気がします。そして、英語詞がきちんと聞き取れるぞ!素晴らしい。S.I.X。と併せ前向き、ノリノリ、あげあげ最強

 S.I.X

JUKE BOXで2回目に流れた時にチャット欄が”ハンドクラップ”していたのがすごくSixTONES担だと思いました。
ダイジェストのS.I.X.の白黒無声映画*5、素敵!

 EXTRA VIP

ゴリゴリのラップで始まっても、MVが妖しげなダンス(まさに、これよ!という(笑))でも、ジェシー君の声が不思議な清涼剤のような形で紛れ込むので、VIPルームのぎらぎら感野中、上品さが漏れ出る感じ。

 Mad Love

上記2曲と併せ、自分のCDラックには並ばない曲(サブスクならポチるかも)でも、癖になりそうな曲で、SixTONESのアルバム曲であればこそ出会える楽しさ。自分、こういう曲好きなんだーと発見しました。 

 Coffee & Cream

JUKE BOXで最初に気にいった曲の一つ。このピアノの感じ、どこかで耳にした、と思っても思い出せず、遥かBEN FOLDS FIVEまで手持ちのピアノマン系を引っ張り出して聴きなおしてもわからない...樹君のお勧め通り、朝、車で聴きながら気分あげています。人生ってとりあえず素敵よねって思える曲。
美しくて強い声なのにエフェクトかけてしまうの勿体ないなーと思いつつ、声の重なりが美しくて、かけあいが楽しくて。ラップと爽やかな旋律がでたり入ったり交互に出現するってのに、私弱いのですよね。そういえば”うぇーい”みたいな掛け声、本当に皆さんの声ですか?

私はlove u...の”その後の穏やかで幸せな日々をこの曲の中に見た気がしているのですが、製作者意図ではより拗らせた”So Addicted”が”その後”なのですね...

 Lifetime

試聴版を聴いた瞬間、北斗さんの高音の透明感がいいなぁ、と思いました。北斗さんのLifetimeの”L”とMemoryの”r”の発音仕分けや、大我君の”Hard"の発音が素敵で、これはバリューの真実(面白くて、かわいくて、タメになりました!)のお陰もあったのでしょうか*6

ここで語られる、穏やかな未来に到達せんことを。皆さんと私達全てが。

 この星のHIKARI

私がSixTONESを見染めた曲なので、それはもう大好きなのですが、さらに歌唱に磨きがかかっていて、「もう僕のそばにいたらいい」と自信を持って言える立場になっても(ですよね?)、実は瞳の奥に自分は僕はいないのではないかと思ってしまっていそうなSixTONESさんが20代半ばにして歌うこの歌のいじらしさ。

実をいうとライブだとファンが歌う部分のハモりが大好きで、本当はそこ、歌わせていただかず聴きたいのもあり、CD収録、嬉しいです。

 BE CRAZY

さらにハモリが加わりました?電子音が背後で一生懸命 ZiZi... PiPiと鳴っていて、なにやらかわいい

 "Laugh" In the LIFE

ずっと愛聴していてライブでも実際飛び跳ねる盛り上がり方をしてしまうこの曲をアルバムで聴ける幸せ。車の運転していても思わず両手を挙げて、いぇーってなってしまう危険な曲(笑)

 Rollin'

There's no turning backと最初に聴いた時*7と状況は異なる今、あの時不退転の決意をしてくださっていて(歌詞の意とは違うかもしれませんが)よかったなと、勝手に意味を重ねて聴いています。

 RAM-PAM-PAM

一番”好戦的”な曲で、でも“IN THE STORM”のようなギリギリ感や”BE CRAZY” や”Rollin'”のような哀調がなくて、最強のケンカ巧者が余裕でにこにこ笑顔で”ケンカ上等”って拳誇示しているような(笑)

日生劇場やライブでは聞き取れなかった、宇宙にいるみたいな、昭和のゲーセンみたいな、ぎゅぅいーんって音が楽しい。

 My Hometown

ピースフル!の一言。ソニーさんの仮提案そのままとはいえ、地元が一緒のお2人だからこその、珍しい組み合わせのようでもあり、必然とも思えそうであり。お2人のまっすぐさが響いてくるようでまぶしく感じる曲。

 ってあなた

最初に聴いて、歌声の化学反応の美と、うっとりするようなコード進行、背景で訥々と仕事するドラム、これは好きだわ~と思った曲。

「よくなくもない」「火を点けたなら消してって」「遊んだら元ある場所へしまって」に”切なさともどかしさ”より諧謔を見てしまったのですが、MVを見るにそうではないらしい....そんな受取り方をしてしまう自分の思考パターンや平素の行いを反省しました。でも、全貌を知るまでは油断ならない...

 うやむや

本当に、今のところ有耶無耶(笑) 
先日、この曲がfox capture planさんの曲で、予想が当たったと口々に皆が自慢している、という夢を見ました。なぜか。

 Telephone 1ST ver.

ここぞという時の正装的衣装が以前はAmazing!!!!!!の衣装だったと思うのですが、今年はすごく”らしい”Telephone衣装が使われることが多いですよね。TrackONE-IMPACT-の時スチームパンクだ貴族だ、と思っていたら後日”ギャング衣装”という通称だったと知った衝撃はまだ癒えていませんが(笑)。衣装同様、カップリングだけでは勿体ない愛着ある曲なのですね。
シングル曲のテレビ露出はデザインの凝ったリアルクローズよりの衣装が多いですが、こういうジャニーズならではのごっちゃりした衣装も大好きで、本当にSixTONESの衣装も意匠も楽曲同様、はずれがない(Hysteriaの衣装も私は結構好きです)

実はつい先程on eSTツアーパンフが届きました。衣装解説、ありがとうございます!ライブがさらに楽しみになりました。

 

NAVIGATORの時から思っていたのですが、アルバム全体を通じて、技術的に卓越した大我君が安定した支柱として働きつつ、曲によって声の佇まいを変え、自己主張しずぎずに”その曲”と”6人の声の調和”に献身する在り方に感銘すらうけます。
高地君の効果音のように挟まる破裂音(ごめんなさいなんと呼ぶのでしょう、あれもボイパ?)が曲のポップに華やかにしていて大好きですし、この6人がドラマで集められたにも関わらず、歌唱においても相性が非常によいことに出会いの不思議さと成長の素敵さ、全員の互いへの献身を思ってしみじみしてしまいます。

On eSTツアー 

まだデビューが影も形もなかった頃から、どれだけオリジナルアルバムひっさげてのライブを夢見ていたことか。思いがけない早さで叶ってしまって、本当に、本当に、嬉しいです。(略)

こんなご時世ですが、いつ何があるかわからないから、友人達にもSixTONESにも、会いたい人には機会を逃さず会っておこうと決心しました。どうか、往来が自由になっていますように。どうか、どうか、開催されますように。

関西Jr.のライブに入っている大阪の友人からは、スマイルアップフェイスシールドがなかなか”曲者”だと聞かされていますが、SixTONESのライブは近くても遠くても楽しめるし、声を出せれば最高だけれど黙ってじっくり見ても楽しめるはずだとこれまでの実績から信頼しているので、フェイスシールドを用意してくださるならありがたく、感染防止に全力尽くして参加します。

当にライブ冒頭で「お、おぅっ」って登場したりしないでしょうけれど、きっとお互いそんな感じでちょっと気恥ずかしさもあったりするかもしれないので、マスクは久々の対面につい緩む口元を隠すのにはよいかもしれません(笑) (略)

雑誌雑感

コロナ禍で蔵出し記事が続いた反動か、入手難が続いたためか、秋からはこれだけ雑誌ラッシュなのに嬉しくてほとんど購入してしまっています。経営責任で4月から減給にしているというのに(笑)

東海ウォーカーは当然として、SixTONES STYLEはSixTONESとテレビガイドさんの、この連載に手を抜かない決意が見えるようで、毎号ページを開くたび幸せです*8

これはデジタル会報にも映像にもいえるのですが、写真の質感に非常にこだわりのある方がいらっしゃるのですよね。会報はいつも溜息がでる素晴らしさだと思うのですが今号*9のNEW ERA MVのコラージュの表紙の美しさには息をのみました。モノクローム企画も大好きな写真ばかりでしたし、「黒」にまつわる話の他人への視線、特にスタッフさんへのそれが、誠に北斗さんらしいと思って読んでいました。

北斗さんの語りはタレントの主観よりも俯瞰の製作者目線の比率が高いのが興味深いのですが、一昨年頃から掲載される媒体がアイドル誌、テレビ誌から一般女性誌に拡がり、今年は音楽誌や男性誌にもたくさん取上げて頂けるようになって、全員の作り手としての姿勢に焦点があたる記事が増えたのは、私には嬉しい限りです。

男性誌といえば、GQ MEN OF THE YEAR受賞、おめでとうございます。発売数日前に突然入った表紙の報。ネットでは完売。慌てて電話した地元の書店も取り置きの電話がやまなかったそうで最後の1冊でした。皆さん、神がかった美しさでしたよね。通常版も素敵ですが、増刊の表紙の華麗さ!嬉しくて何度惚れ惚れと見直したことか。「世界がSixTONESという名前を知ることになる」など、編集長さんのお言葉の一つ一つが嬉しかったですし(私達は何年も前からそう思っていましたけれどね)、GQ読者層にもSixTONESは刺さると思うのですよね。北斗さん自身の言のように次は「俳優、文筆家、歌手、アイドル松村北斗」さんの受賞が叶いますように。

音楽誌、演劇誌も盛り沢山。音楽と人2021年1月号」は最初の1ページだけでも私とSixTONESが考えを同じくしているように思えて、素敵な誕生日プレゼントでした。残りを読み進めるのが勿体なくなっていたら来月号は全員登場+表紙とのお知らせ

「TalkingRock! 2021年1月号」も1STを絶賛する冒頭の文をしばらく読み返し、ソロページの北斗さんの頬がシャープでアーティストな雰囲気に見惚れ。写真のクールさと対照的な、場の和やかな空気感まで伝わるインタビュー。いつかライブレポートを書いていただけますように。両誌とも即、2月号を予約しました。

「+act 2021年1月号」は黒ページと白ページの劇的な対比が素晴らしくて、SixTONESの多面性をよくわかってくださっているなと感謝。

「CUT 2021年1月号」は「自由で自在な無二の」というサブタイトル、「強さと上品さ」というグラビアテーマ。それだけで嬉しいのですが、こういう媒体で「市場」「需要」「戦略」を語るあなた達が本当に頼もしくて好きです。勝手知ったるアイドル誌で伸び伸びしているのも好きなのですが。さらにこれから続く北斗さんの表紙、特集雑誌もわくわくしながら待っています。

映画ライアー×ライアー(公開前)、レッドアイズ(放送前)

そして、ムビチケも何枚か購入できて準備万端!と思いきや、続々情報が出てくるライアー×ライアー。先日、脚本が徳永友一さんと知り、さらに期待が膨らんでいます。「翔んで埼玉」や「ルパンの娘」を前者では原作に忠実に、後者では大胆な脚色を加え、嘘ぎりぎりの線でリアリティを持たせ、しかも攻めているのに寒くならないきわどいところで面白い。「僕達がやりました」も凄惨さ下品さを寸止めで避けて成立させておられる凄腕の方ですよね。耶雲監督のお話がうなづくことばかりですし、北斗さんの「右側がいい」説で思いがけず意見が一致したので*10(笑)、脚本と監督が素晴らしくて、北斗さんと森さんが主演で、よい映画になっていないわけがないと信じています。

レッドアイズも、どんな役でも嬉しいけれど犯罪歴のある天才ハッカーとは!前作の”普通の人”を普通に演じるのも難しかったと思いますが、今回は思い切りふり切ったり遊んだりできそうな役ですね。アクションがあったなら、もう言うことないのですが、役柄からはインドアが主戦場なのでしょうか。

亀梨君という自己演出の鬼が、北斗さんという変幻自在で別の種の自己演出の達人と組み合わさって、どのような反応が生じるのか楽しみです。番宣にも一緒に出て下さったりするかしら。とにかく放送開始を楽しみにしております。

今年はドラマも筋立てや企画自体が変更を余儀なくされたりして思い通りでないことが多かったと思いますが、新年からの映画とドラマでの北斗さんの頑張りが報われる作品であってくれますように。

北斗さんは「思っていたのと違う」と幻滅されるのが怖いと書いていらした*11ですが、人の評価って時々”各論反対”は混じれど”総論賛成”のことがほとんどではないかと思うのですよね。「アトリエの前で*12」が「僕の思い上がりもか」で締められていたり、穏やかでないなあ、と思いつつ、演技のように正解のないお仕事に臨む時くらいは完璧さや責任感から解放されて楽しんで欲しいなと、自身は気合が入り過ぎると妙なことになってしまいがちな私は思うのです。

北斗さんが完璧✨、十全なら私なぞが応援する余地がなくなってしまいますし。逆にそれ程思い入れない人の作品であれば黙って見るのをやめるだけなのです。”失敗”が何をさすかはわからないのですが、例え”失敗”しても、北斗さんが北斗さんであれば”愛すべき人だと思うのですよね(こういう重要なところで字を間違えるところ、そこですよ)

 

もっとテレビでのパフォーマンスやドラマについても書きたかったのですが、SixTONESからの絶え間ない供給のお陰である程度で形にしないとさらに収拾がつかなくなりそうで、この辺りで今回はお暇します。

仕事なら迷惑かけないように意地でも食事と睡眠はとっておくのですが、遊びや楽しいことに夢中になると寝食をおろそかにしてしまう傾向のある私は気をもんだツアー当落の翌週、ちょっと体調を崩してしまいました。北斗さんも寝食を忘れて没頭してしまわれそうで、どうか楽しみに待っている私達のためにも休養と食事はしっかりとられてご自愛くださいますよう。

いつでも、どんな北斗さんでも、応援しています。

                                 かしこ

2020年12月23日                                

 



*1:https://www.youtube.com/channel/UCwjAKjycHHT1QzHrQN5Stww/community?lb=UgyEqFtsaTMw4NE60j54AaABCQ

*2:

www.sixtones.jp

*3:この、右手を後斜めに掲げるふち、NAVIGATOR、NEW ERA、ST、全て入っていますよね?Jungleの”頬をなでる~の右上肢を挙げるのが好き、と書いてから、何となくそのポーズをしてくださっていると嬉しいのですが、このふりも後方注意でライブでやりたい、と書いたので、機会多そうで嬉しいです

*4:037

*5:https://youtube.com/clip/Ugkx0YuDiyhawqOZAT4YYp39mZ9d0h1y8ZjB

*6:帰国子女で同時通訳の友人の”C・A・R・N・I・V・A・L, Night!”のC & Rの”R”と”L”の発音に嵐ライブのたびに打ちのめされる私が人様の発音を評価してよいのか...そこはご容赦を

*7:CHANGE THE ERA 20ix 2019年3月22日横浜アリーナ

*8:ずっと編集部に感謝と絶賛を送り続けているのでいい加減しつこいと思われているかもしれないですが(笑)

*9:#3

*10:日本映画navi vol.90

*11:Wink Up 2021年1月号

*12:2020年12月

037: 2020年11月11日_NEW ERA発売、映画ライアー×ライアー関連雑誌(公開前)

前略ごめんください 

  NEW ERA発売おめでとうございます。3枚目にしてさらにハードルを自分で上げていく皆さんの作品が楽しみで、10日の朝早々にうけとりに行ってきました。CDTVライブライブでフルバージョンを聴いたので驚きこそありませんでしたが、他のシングルではほぼ聴きこむことのないインストゥルメンタルver.dで隠れた音探しを楽しんだりしています。
”THE田中樹”って感じのSo Addictedも、H. ZETTRIOさんの挑戦的かつ遊びのあるNAVIGATOR CROSS OVER ARRENGEMENTも、ザ・アイドルなLife in Colourも、フォークロア的なLemonadeも(この曲のためでしょうか、PCとりこみ時のCDデータベースにNEW ERAは”World pop”と表示されるのです)聴きこんでいくのが楽しみです。

MVはこれからなのですが、今日はFCの入場が当たったので、発売日のCD店祭りに参加しに来ました。Imitation Rain発売=デビュー日だけ、と思っていたら、第2の初陣も、初のライブ円盤も、そして今日も結局CD店詣でて渋谷に来てしまっています(笑) 今日は最終日でしたが、”我々の”anan AWARDを祝してスクランブルスクエアの展示と映像も見てきました!

昨日は夜、KevanさんがインスタLiveで北斗さんと高地君にインタビューしたと語っていました。2人とも”funny”とおっしゃっていましたね(笑) 2人とも違う個性で高地君はコメディアンのようだと。インタビューを拝見するのも楽しみです。質問書いたつもりが激励みたいになってしまいましたが…*1

 

先日一斉に発売された映画誌*2も昨日で全て届き拝見しました。耶雲監督が北斗さんを前向きで謙虚、素朴で真面目、努力家、と評して下さっていたり、プロデューサーのお2人が北斗さんの演技への熱量や努力をくんで下さっていたり、さらに監督は現場での北斗さんのちょっとした”空回り”などについて語って下さっていて、非常に嬉しくなりました。さらに(アイドルとして)想像していた以上にかっこよくて、影のある”男前”と評してくださったり、もっときれいにかっこよく撮るために衣装を工夫して下さったエピソードを披露して下さったり。監督のお話だけでいかに素敵な作品を”北斗さんと一緒に”創り上げていかれたか伺えて心楽しくなりました。ある種、それこそ”うそっぽい”話を説得力あるものにしてくださっていると”確信”して楽しみに新年の公開を待っております。

とりあえず、手持ちのものでファミクラのすみで走り書きしてしまいましたが、年末にかけて、さらにお忙しい毎日、どうかお身体おいとい下さいませ。                                                                   

                                かしこ

2020年11月11日

*1:SixTONES Part 2 | Inside Scoop with SixTONES - YouTube

*2:Cinema★Cinema NO.90、シネマスクエア124、日本映画navi vol.90

036: 2020年10月27日_NEW ERA MV、TrackONE-IMPACT-円盤、Roughxxxxxx映像、雑誌露出、一億円のさようなら、アトリエの前で

拝啓

 秋も深まり夜寒を感じるこの頃、ご多忙の毎日にお障りなくお過ごしでしょうか。北斗さんにとっては布たっぷりの服を楽しめるよい季節になりましたね。梅雨明けに撮影されたというNEW ERAは幾重もの真っ黒衣装、お仕事とはいえ、布好きとはいえ、さすがに大変でしたでしょうね。ライアー×ライアーの撮影も時節柄ご苦労の多かったことと思いますが、特報映像では突き飛ばす森さんと吹っ飛ばされる北斗君の思い切りに早朝から笑ってしまい、公開がますます楽しみになりました。YTFF2020、NEW ERA初披露、Track ONE -IMPACT-Blu-ray/DVD発売、続々と心躍るようなことがあり、今は残念ながら映像や音声のみではありますが、どの形式であっても、どの規模でも、誰が何と評価しようと、”数”がどうであろうと(数もすごいと思いますが)私は心底SixTONESの作るものが好きだと改めて思いました。

ライブBlu-ray&DVD『TrackONE -IMPACT-』

初回盤と通常盤の2巻4枚のBlu-rayは、宝物になりました。すぐ一時停止して戻ってしまうので、まだTrackONE-IMPACT-のライブ本編は通しで見終えていません(笑)。

Rough"xxxxxx" 2019.11.19 東京国際フォーラム DIGEST

まず拝見したのはRough"xxxxxx"のダイジェスト。本当に大好きなツアーだったので、北斗學園10月6、7日のとうこうでまず最初に解説して下さって嬉しかったです。テレビガイド連載のグラビアもそこが好きなのですが、映像がなんとなく”ざらっと”した、フィルムで撮影したような質感で素敵ですね。

OPで登場するメインステージのX型の柵が錆のように加工されているのを映像で発見して、客席からは絶対に見えないところ、しかも毎回蹴破られる物に凝っているのが、神は細部に宿る、だなと感心しました。見えない部分でもメインステージの雰囲気づくりには重要だったのでしょうね。

歌割に忠実なAmazing!!!!!!の映像切替えが嬉しくて撮影と編集に感謝したり、Night Trainを残して頂いたことは嬉しかったのですが、北斗さんの後屈して歌う苦労があまり映っていなくて残念だったり。

新発見はRAM-PAM-PAM~Mr. ZUDONで、歌ったり喋ったりする際に北斗さんがヘッドセットのマイク部分をいちいち手で持っているのですが、それは癖、プロ意識、心配性、偶然、トラブル...なぜだったのでしょう。歌を優先したいからハンドマイクにこだわるとおっしゃっていたのでヘッドセットマイクはこれからあまり見られないかもしれませんが、また確認してみたくなりました。

Rough"xxxxxx"についてはツアー後に書きつくしたと思っていましたが、Hysteriaで”崩れ落ちる”北斗さんなど、まだ掘り返す魅力がありました。メンバーの笑い崩れる姿も、真剣に歌う様も、幼年期の終わり的雰囲気も大好きです。最後の銀テープ発砲時の”フリーズ芸”、樹君は飽きてしまったと言っていらしたけれど、私のお気に入りだったのでこれも残っていて嬉しかったです。

昔からライブ映像で客席が映される事には賛否両論ありますが、このツアー映像では客席の多幸感や一体感が伝わってきてよかったと思います。北斗さんが歩いてくる通路際席にいた私が映らんとするぎりぎりの瞬間、カメラがあまりに急に切替ったので、隣の友人が北斗さんの方に押し出してくれようとするのに対して”全力で抵抗する柴犬”みたいな勢いで後ずさる私が”映ってはならない物”と判定されたのでしょうか(笑)。不躾さに怯んでいただけなのですが。

DOCUMENT Rough"xxxxxx" ~ TrackONE -IMPACT-

次に拝見したのはドキュメント。幾度か映される開演前、円陣ではなくハイタッチとハグなのが、チームでありつつ確固とした個と個の信頼感で結びついている感じで緊張感もあってよいですね。TrackONE -IMPACT-中盤挿入される”サイケ映像”、あれはステージ上で撮っていたと知り、驚きました。実際見ていたステージとは異空間に見えて、プロの映像の撮り方、見せ方ってすごいですね。 (略)

メンバーによる「TrackONE -IMPACT-」ビジュアルコメンタリー

そして、待望のメンバーコメンタリー。十分な時間をとってくださって(もっと語りたそうでしたが)ありがとうございました。YouTubeの岡部さんが担当して下さったのも手伝って温かみがあってよいですね。第一声「お買い上げありがとうございます」も”らしい”発言で(笑)*1。ツアー中の手紙では若干辛口なことを書いてしまったのですが、訂正しなければ。すごくいいライブでした。

私の暫定的呼称”磔台”の名前が”爪”だったこと、”スチームパンク”あるいは”貴族””と分類していた衣装が”ギャングスーツ”だったこと(笑)、答え合わせができたようで、コメンタリーはライブの思い出を何倍にも楽しくしてくれるのですよね。今後も定番にしていただければ嬉しいです。

OPの機構は客席からは軽く回しているように見えてしまって、リハーサル風景と皆さんのコメントでようやく大変な労作だと理解するに至るというのは、演者としては嬉しいものなのかどうか。この消費カロリー高そうなものを、ソロなし、Jr.なしで出ずっぱりのライブの冒頭になぜ、と笑うことひとしきり。Party's onで爪に乗るのも”疲労感と恐怖”と皆さん口々におっしゃっていて(でも、北斗さん余裕でノリノリじゃなかったですか?)なぜそんな体力勝負の機構ばかりを、と20代半ばの集団をねぎらいたくなりました。

メインステージからセンターステージの移動はゆっくり歩いて余裕を見せよう、というコメントがありましたが、初の横浜アリーナ単独公演にして既に、客席から見る分には余裕溢れて覇王感すら感じられたのに、今でもそんな考慮をしていらっしゃる初々しさ。初々しいといえば、ご自分達でペンライトの色の割合を気にされる発言されたのには自信もって頂きたいと励ましたくなりましたが、Imitation Rainの映像には声をひそめて見入ってしまっていたり、初めてのMVの鑑賞会と同じ嬉しそうなキラキラの目で映像に見ていたりする姿には、何年たってもそんな姿を見せてくださるようであれば嬉しいと思いました。

一つだけ皆さんに意見させていただくとしたら、この星のHIKARIでペンライトを点灯する演出。ゆっくりだったね、とおっしゃっていますが、あれ、そこそこ早かったし、暗い中でタイミングとってボタン押すのは結構大変だったのですよ。客席の歌声で涙ぐんでしまう皆さんのために頑張りましたけれどね(笑) 

個別のことでは、ジェシー君共々終始音楽に合わせて身体を動かしている大我君が、自分の歌パートは動きを止めて真剣な顔で”評価”するように見入る姿も印象的でした。北斗さんは自分の映像よりもカメラワークや照明など演出・技術的な点に着目されることが多かったり、一番セットリストを覚えていたり、ライブ職人的な視点で語っていらっしゃるのがよいなといつも思っていて。私は自らの意思でこの世界に身を投じた、構成や作品づくりに興味がある人が好きみたいです。

折に触れて10年、20年後と口にして下さっているのも嬉しかったですし、北斗さんらしい”口から魂出ている””Amazing で黒くなりたい””黒衣装+白い羽根”演出が好きだというのも、そうなのよ~と頷いてしまいました。「いい匂い」と言われてすかさず「気色わりい」って口に出してしまう”男子っぽい”毒舌も私の好きなところでした。

雑誌雑感

毒舌もそうですが、non-no読者層の夢を打ち砕く、2020年12月号p.81左の質問への予定調和を崩す回答。服への愛が何をも上回る、身も蓋もない言葉が北斗感満載の秀逸さで、私は大好きです。その辛辣な言葉はanan No.2219 p.106~7の、香港暗黒街に潜むインテリヤクザ風の憂鬱さで口にしていれば止むを得まいと思うのですが、きっとnon-no p.78上やp.76の爽やか好青年風味や、ananのp.102~3上段中央の左右2枚、Wink Up10月号p.28のような天真爛漫な風貌で放つのでしょうね(笑)。この数か月の北斗さんの記事はほぼ全て持っていますが、ここにあげた写真は好きなものばかりです。中でも特に好きだったのは、TV GUIDE Alpha HHの「このコンセプトでポスター作って欲しい」p.94~5。ザテレビジョンCOLORS vol.48の、珍しく布量少ないモノトーン衣装に黄色が映えているのもお気に入りです。最近まで一番だったのはCHEER Vol.2のp.50で、左横顔を見せることが多い北斗さんの珍しい右側面。この1枚のために購入しました。anan No.2219 p.105左下から2番目もそうですが、右側も美しいのに得意な側があるのでしょうか。そのCHEERを上回ったのが昨日届いたMgirlのp.22の額出し北斗さん。大好きなNYLON JAPANのそれを超えるかもしません。p.31中央列の3枚も素敵ですね。この設定で映画1編撮れそう。号数も正確な北斗さんらしいブログで「やばい一冊」と紹介されるまでもなく、蜷川さんらしい極彩色なのに不得手な色がないのはすごい事だなと思いましたし、首元から肩の見せ方も、それありきの肌見せを好むわけではない私には、あからさま一歩手前の”適切さ”でした。(腹筋は”成果物”ですからどうぞ誇ってください(笑))。特に印象的で出色だった、p.22の1枚の”眼の在り方”は初見のように思います。例えば同じ額出しのNYLONの写真がよい意味で明確な主体的な意思なくふわっと撮られているように見えるのに対し、今回の写真は、怒りでもない、猜疑心でもない、かといって平穏ではない。どんな心境をもって撮られていたのだろうと想像を巡らせました。

一億円のさようなら

どんな心境で、という話。「一億円のさようなら」で、どうしても第1話の松村・鉄平さんの心境について腑に落ちない点があり、第4話までを幾度見直しても感想が定まらずに考え続けています。また、90年代のプロパー(現MR)や看護師という職種を知る者としては、勿論自分の職業に関係するドラマに好きな俳優さんが出ている嬉しさはありますが*2どんな職域ドラマにもある、その職種ならではの突っ込みどころを見出してしまうというのが少々困る。

もう一つ、謎めいた設定の夏代はともかく、このドラマは登場人物が全員問題を抱えていて、それに対する各人の行動や心境が私には共感しづらくて、その違和感がドラマの狙いかもしれませんが、安心して見られる人物がいないのもちょっと辛い。後半で全て解決して気持ちよく腑に落ちた最終回に向かえるよう願いながら見ています。

好きなシーンは第2話のエレベータ。その後の夏代に約30年がかりで振り回される予感が(今後の展開はわかりませんが)ひしひしとするのに、若き鉄平さんは彼女の突然の出現に面食らっているだけで圧倒的に受け身で、その”間”が好きでした。森田さんが、泣く演技、鉄平さんを翻弄する様、安田さんの口調のをなぞりながらも感情をセリフに乗せるのが抜群に上手で、しかも喜怒哀楽を露わにするシーンも多いので、それを見守る側、翻弄される側が”演技合戦”みたいに演じてしまうのは違うように思えて。このドラマの北斗さんに肩ぶん回しているような俳優としての「力み」がなく、抑えているから相手役の感情表現をさらに際立たせているのかもしれないと思いました。そういった点で、北斗さんは演技を「頑張りました」と書かれていたのに、「頑張りました感」はないですよね。勿論、雨中の撮影や、コートや長袖の衣装なのにセミの声が聞こえる暑さの最中に走ったり階段駆け上ったりされたのは本当に大変でしたでしょうし熱演だと思うのですが*3、その在り方が、”憑依”や「アイドルのきらきらオーラを消して」抑えた地味な演技をした風でもなく*4。逆に俳優本人が輝き視聴者を惹きつける、ということでもなく*5。本作では北斗さんという俳優が現れているようで、現れていないような境目のわからなさで*6「20代社会人の鉄平さんという男性が普通にそこにいる」ことに、北斗さんの手ごたえがあったのだろうなと思いました。

「鮮やかなまでの二本軸構成」とラジオでお話しされていましたが、二本軸とはいえ過去パートは上川・鉄平さんと視聴者が共に、現代の上川・鉄平に降りかかる事態の伏線として紐解いて現代パートの謎解きをする意味合いが大きいと思いますし、第3話までの松村・鉄平には主観や説明台詞がほぼないためか主役然として際立ってそこにいるわけではなく。それが主役の一人でありながら、北斗さんが常々語ってきた「作品の一部としてそこにいたい」が成立しているということなのでしょうか。

 

ライアー×ライアー制作発表の際にブログで語っていらした演技への思い入れと技術面での自信のなさ*7が、8月末頃からのこのドラマ関連の各誌記事では「迷いがなくなった、卑下しなくなった、楽しく演じている」と語っていらしたので、どこからそうなられたのかを知ることなどできずとも、演じる事そのものの楽しさや幸福感、自信が伝わってくるようで、こちらも本当に嬉しくなったものでした。

最近の北斗さんの”演技”で一番好きなのがTravis Japanとのコラボでの”突然苦しみだす人”だという(笑)*8、映画やドラマを視ることは好きでも演技の良し悪しを語る程の知識も見識もない私のような素人がドラマや演技について何か述べるのもおこがましいと思います。しかし理が勝って表現者や創作者にはなり得ない人間性の自分は、表現を通じて自分の心を動かしてくれる者には感謝と憧れの念をもって応援したいと思うのです。制作現場も好きで時々エキストラ等で参加するのですが、何時間もかけて繰り返しテストした後、結果的に数秒のシーンになるその本番の一瞬の俳優さんの集中力と迫真には圧倒されます。演技に対して最近変わることができたという北斗さんの、今の手ごたえと違っているかもしれないけれど、現時点での「一億円のさようなら」の暫定的感想を、そんな理由で書いてみました。

「アトリエの前で」2020年10月号

感想を一度は呟いてみたものの、SNSで放り投げるような内容でもないと思ってすぐに削除してしまったのは2020年10月号の「アトリエの前で」について。「発売されて世評を聞いてやっと落ち着くタイプ」と書いていらしたですよね。”世評”ではなく”私見”ですが、この文章の主意は「伝えたかった」より「返事をもらわなくてはならなかった」なのでしょうか。返事をもらえずに「捨てられた」と北斗さんがとらえているのであれば悲しく思うのですが、「返事をもらいたい」北斗さんの気持ちは私もわかる部分があります。
私は、一時就いていた教える/育てる仕事については自信がなくて、対象者(学生)からの評価なしでは続けられなかったのですよね。でも恐らく、人を見出して教え育てる人にとっては対象の成長自体が喜びかつ報酬で、感謝の意を表される事など副次的なものだろうと思うのです。私は本業については「仕事とは、したいことがあり、それが少しは人より上手くできるかそのための努力が苦でなくて、自分が満足できるなら十分。その結果人が喜んでくれたら幸せなこと」ととらえていて、例えば患者さんが治っていく姿については自ずと満足と達成感を得られるし、だから自分の仕事に対してお礼など伝えて頂くことでもないと思える(ま、私の力でなく治ることも多いですから)。しかし、他者に「感動や元気を与えたい」が働く原動力の人は受取手や製作者の理解や受取方に思いを致してしまうのでしょうね。でも、受取り手としての私には、そこに忖度せず心から楽しんで仕事してくれることはむしろ嬉しいことなのです。生前の”彼”には北斗さんの成長する姿そのものが十分な喜びだったと思うし、その頃の北斗さんとSixTONESの活躍は十分それに値していたと思います。見出し育てるプロとしての”彼”の想いについてはあくまで推測だけれど、北斗さんの感謝は伝えなくても伝わっていたし、返事をもらわなくてもよいものだったのだろうと思います。今、思っていること。彼”も、誰も何も捨てていないし捨てられてもいない。ただ、永遠など、誰に対しても平等に、保証されていないものなのでしょうね。

 

永遠、といえば、MTVのインタビュー(おめでとう!!)やSONGS OF TOKYOの挨拶でジェシー君が”forever”という単語を使われていましたよね。米語的な、そこまで重いforeverではないのかもしれませんが、これまであまり聞かなかった語彙だと意外に思いました。私は不確実性に支配される生業なので「絶対」や「永遠」という言葉を使うことはまずないのですが、北斗さん宛には先日、”forever”を使ってしまったのです。こちらからの約束・宣言でありながら、相手も縛る単語ですよね。場合によっては相手に対する”呪い”にもなりうる。だから結婚に際してすら使ったことはないのですが、恐らくその言葉を書いた時は自分で誓いたかったのだろうし、傲慢に聞こえるかもしれないけれど、「言ってあげたかった」のだろうと思うのです。

ところが先日読んだ「行動嗜癖と物質依存*9」という論文が面白くて「ある程度を超えたファンは行動嗜癖」だと言った私に、同業のジャの道の師匠が答えるに「ファンであるということは『自分こそが応援しなければならない』という執着との向き合い」だと。

師匠曰く、2人共通の友人である嵐ファンが、メンバーの結婚や活動休止などで自分の執着心との葛藤が始まりそうになるタイミングで自らさっと身を翻した(突然岸君ファンになりまして)ことについて「冷たいというより、むしろタレントにとってもその方が幸せなタイミングってあるのかもしれない」と。木村君ファンの師匠は今でも拘泥しているSMAPファン達との対比でそのように評したようなのですが。私は、そのタイミングでリリースされた、嵐の”Whenever You Call”で彼らが”whenever, wherever, forever”と繰り返し歌ったことに、本当にできるつもりでいるのかと大人げなく(笑)いらっとさせられてしまったことも手伝ったか、SixTONESと北斗さんに対する自分の「執着」と「”forever”を書いた不誠実」についえ考えてしまったのでした。嵐については最早や執着もなく、後輩に席譲ってやれ、くらいの少しいじわるなことすら考えてしまっているのですが…

NEW ERA MV

そんな機嫌や心のぶれも、NEW ERAのMVで吹き飛びました*10

紅掛空色を背景にはためく臙脂の布に、滲むグループ名とタイトルのロゴ。アイドルなのに顔を見せず天を指したポーズ。プレミア公開のサムネイルを見ただけで、惹きつけられました。静かな始まりから、千葉の海(ああ、屛風ヶ浦じゃないですか...)を古の日本、あるいは異国情緒にしてしまう製作陣とSixTONESの世界観の構築力。プレミア公開で一番印象に残ったのは拡がる空の薄曇り具合薄暮の空の色の美しさ雲一つない、では違うし雨でも違う。空の色だけでなく、透明過ぎない海、水平線の歪み、雲の密度と濃さ、日差しの量。監督さんも皆さんもおっしゃっていましたが、外で撮るリスクをとって、見事に勝ちましたね。どの季節の何時頃なのだろうと思っていたら梅雨明けで、北斗さんは早朝から入られたとは。でもその甲斐ありましたね。スモークたいているのかと思ったら砂埃だったようですが(笑)、戦の狼煙のようで、ラップパートの銅鑼(?)が宣戦布告の如く鳴り響くのもかっこいい!そして、北斗さんがセンターで雄たけび挙げる日がついに!別に後ろでも端でもどこにいてもよいのですが、やはり嬉しいです。SONGS OF TOKYOでも益々歌に魂が入っているように聴こえたのですが、発売はまだでも夏から歌っていらしたのですよね。

その、夏の成果の歌とMVが手元に届くのは立冬の頃。今頃は次の夏の予定を秘かに練っておられるのでしょうか。最近のブログの更新頻度などから考えて、次のクールのドラマの準備でもされているのではないかと勝手に想像しているのですが、演技について私の感想が邪魔になったらごめんなさい。

今年は秋の舞台公演もありませんが、秋の訪れに「新たな季節に私は居ますか?」と問い、気温の変化に 「あなたの心お変わりないでしょうか。」と私達の心模様を確認する北斗さんを懐かしく思い出しています。はい、大丈夫です。いつでも、どんな北斗さんも応援しています。そろそろ寒さも増してまいります。くれぐれもご自愛専一に。

                                  かしこ

2020年10月27日

*1:皆さん、特に北斗さんと樹君のそういう類の発言のたび椎名林檎さんの”浪漫と算盤”を思い出します

*2:例えばパーフェクト・ワールドはその点で非常にストレスのないドラマでした

*3:なぜNHK音声さんは、コート、長袖の季節の設定だろうにセミの声を残したのでしょう??

*4:勿論、第4話の上司役の方のように本当に普通のちょっとくたびれた勤め人風に見える役者さんと並ぶと「すごくシュッとしている」のですが、例えば健人君の『銀の匙』や松本潤君の『ナラタージュ』などのような、敢えてオーラ抑えました、風でもなく

*5:たとえばよくドラマで言われる「普通の男性会社員がアイラインいれてないよね」「メイク濃くね?」みたいなことを「お客様に見ていただく以上は美しくあらねば」というプロ意識ととらえることもできますが、このドラマはそういうドラマではない

*6:その鉄平さんの役柄の設定や行動に釈然としない自分がいるから困るのですが、それは日を改めて

*7:2022年6月注:北斗學園2020年6月23日

*8: Travis JapanSixTONESコラボ第2弾】ダンスしりとりでガチバトル, 2020年8月13日

*9:行動嗜癖とは、特定の行動に対する衝動が非建設的であったり有害だとわかっていながらその行動に対する衝動を止められない状態

*10:簡単すぎますか(笑)数日は考え込んでいたのですよ。大変恐縮なのですが、一度書いた言葉は戻らないので「ずっと応援される立場を離脱できない呪い」にかけられてしまったことはご容赦ください(笑)。私も物心ついた時から何より大事にしている”自由”を北斗さんとSixTONESには若干侵害されている(あれこれ追いかけないといけない楽しい束縛ですが(笑))ことを容認して応援していく所存。何卒

035: 2020年7月30日_NAVIGATOR発売

一筆申し上げます。

 暦の上では大暑といいながらまだ梅雨もあけぬ今年ですが、北斗さんのお仕事は順調に進んでおいででしょうか。NAVIGATORは21日の出勤前にコンビニ配送分を受取って、早速車で初回盤から聴きました。「あれを手にしてグッバイ自分」したので、「もう手にする前の私には戻れない、そちら側に行った私」に、責任取って今後もずっと良い作品を供給して下さい、と最初に告げておきますね。

発売日は新型コロナウイルスの感染拡大で迷ったのですが、店舗受取予約もあったので渋谷タワレコとツタヤ、HMV、新宿タワレコをはしごしてお祭りを楽しんできました。店内に流れ続けるNAVIGATOR、店員さんの心尽くしのpopや展示、積みあがったCDが減るそばから次々補充される様、NAVIGATORを手にとる男性の多さ、全てが喜びでした。そんな幸せの中、何が心に響いたかをお伝えすることも少々は意味があると思い、筆を執っています。私は音楽は聴くの専門、演奏はしないので後述の曲へのコメントは的外れなこともあると思いますし、ちょっとポエミーな部分もありますけれどご容赦ください(自分で面白いと思ってしまったので書いちゃいました)。

レコードから音楽史が始まりジャケット買いしまくった時期もある旧世代にとっては、SONYさんのパッケージへの愛、例えばCDジャケットの包装がキャラメル包装ではなくて厚手のビニルで再度封をしてスリーブが保護できるといった些細なことすら嬉しいです。レーベルが黒字に青い線のみのシンプルで渋いデザインなのも、スリーブ裏がいい色合いの青藍(雨の季節の色ですよね、偶然だと思いますが)なのも素敵。”Eternal Producer JOHNNY H.KITAGAWA”とスタッフクレジットに記載されているのもひっそり嬉しい。

強いて言えば、デザイン上仕方ないと思うのですが、最も人の手に渡る通常盤ではスタッフクレジットがブックレットではなくケース裏で読みづらいことが残念。というのも、このCDの音作り、特にリズム隊の圧倒的存在感がもう私の好みにぴったりなので。SixTONESと作詞・作編曲者、演奏者、ディレクション、ミキシング、マスタリングの方すべてに拍手。そして以前「(コロナ禍で)平時と異なるプロモーションになると思いますが、そんな状況でSixTONESSONYさんがどう来るか、却って楽しみです」などと書きましたが、音楽番組収録ができるようになっていてよかったと安堵するとともに、SONYさんの多面的かつ楽しい宣伝展開を堪能しました。常に就活ランキング首位を争う”天下の”SONY社員がその能力を結集して”ダジャレ#”を作っていらっしゃるのを想像するだけで和みますが、おかしみのある広告に、バキバキにかっこいいだけだとSixTONES風味ではないとわかってくださるんだなあと嬉しくなっちゃうのです。ファンでいるのに音楽IQだけでなく謎解きスキルとダジャレ受容性も要求されるとは(笑)。どれも高くない私ですが、とにかくteam SixTONES制作・宣伝部門の皆様と乾杯したい気分です。

NAVIGATOR

皆さんは主にストリングスに触れていらしたですが、YouTubeのMVでも力強く思っていたベースとバスドラムがCDで聴くとさらにドスッドスッと腹に殴り込むような音で、もう、大好き。全体的にくっきりとした音でリズムが強調されているように思えて、”アイドル”の音源ならボーカル部分を際立たせてもよいと思うのですが、それだけ”強い”音にしても皆さんの声が負けないから、これでもかっていう楽器隊の音にできるのでしょうね。タワレコの試聴機で聴いてしまうとよいヘッドフォンが欲しくなり、近距離しか走らなくなって標準仕様のカーオーディオにしてしまったのを後悔しています。

今回新しく録り直しされたJr.時代のオリジナル曲も、Imitation Rainで新たに”発掘”された北斗さんの低音域の加わったこともありますが、どの曲もこれまでより声の響きや細かい抑揚の表現がさらに際立っているように聴こえます。北斗さんの歌声は前に”史上最高に好き”と書いた時*1よりさらに音域が広くなって技術的にも進歩して、音楽通の方が高評価されるのを拝見しましたが、技術的なことはわからない私でも、「光る、兆し」でのよくとおる高音、NAVIGATORの低音、後述する新曲でのちょっとした表現、みんな相変わらず、単純に好きだなあと思って聴いています。

光る、兆し

これまでライブかYouTube、ザ少年倶楽部で聴いたものとの比較にはなりますが、CD音源ということを割り引いても、皆さんの声がのびやかになっていますよね。楽曲の主旋律の爽やかさに隠れてパーカッションが強調されているのは他の曲と同様でも、ボーカルが伝えようとしてくるものはくっきりしている。北斗さんが書かれていた、歌い手として「迷う」という言葉に反応してしまいがちでありながら「”これからも6人で”という思いを届けたい/受け取って欲しい」との望みは叶っているはず。私がこの曲を聴いて浮かべるのは「6人が歩いていく輝かしい道」でしかない。しかし、SixTONESから受取る”キラキラ”は背後に翳りがあるからこそ一層輝きを放つもので、傷のないぴっかぴかの人からは発せられない質のものだと思うので、歌い手の北斗さんが歌う際に「迷い」に思いを置いてしまうことは意味があるのだと思います。

JAPONICA STYLE

YouTubeのMVとの比較では琴の響きがエレクトリック増し増し。音数と分厚さが増して煌びやかで垢抜けた感じ。他の曲同様、リズム隊、特にパーカッションが印象的。JAPONICA STYLEは

(劇場/ライブ会場)×(ダンスver.)×(布、扇子、衣装)×(日本語/英語)=∞ 

でバリエーションがありすぎて最早どれと比較すればよいのかわからない(笑)。ただ一つ、言えるのは、この曲は特別。私達はこの曲が大好きだ!

Hysteria *2

繰り返し聴いていたザ少年倶楽部で放送された版では冒頭に羽音と風音(?) が入っていて、そこから曲の世界に入る感じでしたが(イントロの叫び声が演奏なのか、客席なのかわからないのが少クラ(笑))。北斗さんの『何よりみんなの声がすげえ大人になった、奥行きと深さがあの日のSixTONESじゃないな。あの日よりも正直いいね』が、おっしゃる通り! ”Will you be mine?”が説得力もち過ぎると、困るなあ(笑)

You & I *3

北斗さんが「この歌は歌詞を何度か練り直した*4」と書いていらしたのは、SixTONESからファンへの思いのようにも聞き取れる歌詞ならではの細かいニュアンス部分なのでしょうか。それは恐らく例えば「星さえない夜」にどのような言外の意味をこめるかによると思うのですが、それが多分共通理解されているのは素敵ですね。『透き通った気持ち』や『切なさ』が共に闘ってきたファンへの純粋な感謝ともとれるけれど『聴きながら思い浮かべてみたくなる』誰かが普通に恋人や生涯を共にする人でもあるようにも聴こえる。対象を限定しないのが北斗さん曰くの『大人の余裕とか豊かさ』の印象の所以なのでしょうか。

歌詞で印象的だったのは
”Me & You, We will be sharing this one life”, “Let me get started, It’s our show time”

の部分。これまで公式サイトの試聴やらじらーで流れていなかった部分に隠し玉があったか~!と思いながら聴いていました。”今日が特別になる~”前後から音が集合していってぐわ~って(←北斗學園風)盛り上がって、”どんな壁も~””走り抜けられた~”のあたりでドラムが走り出しそうに鳴っているのがとても好きです。北斗さん曰く『下手したら最後の方はたまらず走り出したくなるかも』はここなのかしら。

love u… *5

北斗さんが「脳みそとろけちゃう」と予告していた曲が”love u…”ですよね?。私、所謂ラブソングにむずむずしてしまったり、バラードが苦手だったりする方なので密かに心配していたのですが、杞憂でした。この曲はらじらー初披露で気に入って、毎日聴きながら”Baby Baby you know I love you~”に、”I KNOW~♪”って掛け合いしていました(笑)。この曲は掛け合いも素敵ですよね。6人皆上手なのに、1人として自己主張しすぎることなく相性よく声が協調して、こんなお洒落な大人なボーカルグループになっていたとは、SixTONES恐るべし。

試聴段階でとにかく惹かれたのがリムショットシンコペーションの耳に心地よい刻み方(イパネマ海岸でも散歩しているのかと)北斗さん言うところの『曲自体は軽やかさもある』とはこのお陰でしょうか。この曲に生々しい艶っぽさを感じる人もいるみたいですが、私はこのリムショットのとつとつと仕事をしている感じから「目の前にいない人への問わず語り」説に一票。そんな静かな愛、『年を重ねるごとに意味とか熱を増す曲だね』の意味が感じとれてすごく好きなのが北斗さんのパートです。巷では樹君の最後の囁きが評判ですが(うん、色っぽいよね)、私は北斗さんのそっと置きに行くように歌う”Honey you are my everything”が素敵だなあと思います。北斗さんの部屋のミニチュアになって、掌の上に載せられて語りかけられているような。数多の”You are everything"の中でも、例えば朗々と高らかに”宣言”するMISIA姐さんも素晴らしいと思うのですが、私の中の”you are my everything”界の一番はこの曲の北斗さんです。そんな”ささやかさ”の一方で『甘さとうっとりさとスリル感があり』という複雑さがあるのは、いわば”小曲”に分類されるこの曲にも関わらずの音の重なりの厚さによると思うのです。Imitation RainやNAVIGATORなどの表題曲や、Telephoneのような曲調ならわかりますが、この”love you”だけを歌う慎ましやかな曲においてすら、音の数が多くて手のかかっていることに、CDで聴いて小さくガッツポーズ。
試聴で聴いてなかったよ~やられた~、と思ったのが、”You’re the one who can change my life 捧げられる~”から加わってくるバスドラム。そのキックが自分の鼓動の高鳴りを聴かせられているようで、その後6人の声が重なっていく最後のサビで泣けそうなくらいの一人盛り上がりをしてしまうのです。多分、その”一人盛り上がり”の原点は発売日の体験。

その日いつもと違って駅まで歩こうと思ったのは意識を運転におかねばならない車や、PCやスマホをつい見てしまう状態でなく、ただ無心に”音”を聴きたかったから。駅まで行くその道は途中広い公園を通るのだけれど、その広場に入った瞬間、小雨を透かして木々の濃い緑が視野いっぱいに広がって、突然、なんて世界は素晴らしいんだろうと感じたのです。その時聴いていたのがラストの”love you, love you, love you~”からサビで、3月以来久々に外出する開放感も手伝っていたかもしれないけれど、今後、この一事だけで小雨の日を好きでいるだろうと予感したくらいの幸福感に歌と曲の影響が大きかったのは間違いない。CD店を回って予約分を受取り、発売日のお祭りに興奮した帰り道はもう夕方で、駅からバスの選択肢もあるのにわざわざ20分かけて歩くことにした(あの2曲は歩きたくなる曲だ)。帰り道は同じ道でも夕刻の晴れた空が広がっていて、思い切り手を天に伸ばしたい気分でYou & Iを聴いていた。気分がよくなって横断歩道の青を待ちながら足で小さくリズムをとって、後ろから来た自転車の女性にいぶかしげな顔をされたような気がしたけれど、構わず駆け出すようなはずむ足取りで横断歩道を渡る。そのまま進むと部活帰りの中学生がたむろしているけれど構わず小さく歌い続ける。NAVIGATORは何回も歌いすぎて、とうとう下ハモを歌うに至っている。聴こえて変に思われてもいいや、気になったらSixTONESのNAVIGATOR買ってね!くらいの勢いで歌いながら通り過ぎた。家は目の前だ、ああ幸せだ。

一般には樹君がCLASSY.で語ったように「夜お酒を飲みながら聴く」曲なのかもしれませんが、こういう聴き方もありました、という、そんな発売日の多幸感、軽躁に近い状態のご報告(笑)

最近の流行の音楽には疎いので私には「自分にとってよい」か「好きでない」かの判断しかできませんし、音楽に正解もなければ最先端だからよいというものでもないと思うのですが、love u...はもっと世に問うてよい曲だと思います。何回か聴きこんでいくうちに、なぜか思い浮かんだStevie Wonderの”Isn't She Lovely”。「うちの子なんてかわいいんだ」って繰り返しているだけなのに、世界中で聴衆が大合唱してしまうという普遍的な愛の曲に通じる感じなのですよね(どなたか同意いただけますか?)

 

第2の初陣とはいえこれだけの優れた曲が揃った2nd.シングル。このCDで久々に「聴き込む喜び」を思い出しました。ありがとう。勿論、ライブ前には礼儀としてアルバムは聴きこんでいくのですが、今回は1曲ずつ考えながら聴いたというか。北斗さんのセルフライナーノートのガイドのお陰もあります。これまでのオリジナルも含めると本当に幅広い曲を歌っているSixTONESが手を付けていないのは例えばブラスセクションが煌びやかな曲?好きなんですよね、派手やかなホーンセクションのアシッド・ジャズとかファンクとか。書くだけは書いておこう(笑) 早くも次が楽しみになっています..

 

MVソロアングル *6

ずっと楽しみにしていました!タイトルのフォント(33:07)からまず素敵
北斗さんのは通してみると激しいというより「内省的」。「囚われの男」のサブタイトルを勝手につけて見ています。冒頭の佇まいが、何かに思いふけっている様子。その前を光の束がゆっくり横切るのが好きです。後半の『光の筋をきちんと認識した絡み方、光触ろうとしたり避けたりとかなんか意識したシーン』では光が意思をもった存在のようにも思える。
印象的な動作は33:34の右腕の振り方、33:48のHey you!の上半身を揺らして上肢を上げてからのターンの仕方、35:20の掴む!手の雄弁さ。35:13 可能性をゼロの先の宙に放り投げるような振り。35:29の美しい立ち姿。3回もきれいなハイキックされるのに、3回目は型じゃなくて本当に攻撃しているかのような勢いなのに、本編には入らなかったのは残念。白い壁に囚われて、出口がありそうで奥が深くて見えない。何かに迷っているような落としていった視線。一瞬怯えるように視線が揺れる(33:12)けれど、瞑想しているかのような半眼になる(33:18)。目をそらして逡巡したり(33:44、34:17)、時折挑戦的な強い目をしたり(33:32、34:24)するうちに何かを決めたかのように強い目(34:28)で牙をむく(34:50)。『白の壁は押してみると意外と脆くて簡単に倒れてしまいそうなんだよ』の言の通り、軟禁状態?冷涼な面差しで(35:41)座して黙想する。脱出を図るのか、壁を手で確かめる(36:06)と、瞬間意味ありげな笑みを口の端にたたえて(36:10)、吠える!(36:20)。食いつきそうな表情で反撃にでる(36:25:北斗さんは左頬で物語りますよね)。むき出しの闘志(36:39)、殺意のような(36:54)。闘い済んで(37:07)、囚われの身から逃れても、なぜか壁を懐かしむかのように、あるいは既にない壁を確かめるかのように触れてしまう(37:13)..。勝手にストーリーを見てしまいました(笑)
内省的という点では「百億の昼と千億の夜」のシッタータ(北斗さんに演じてほしい役No.1です。大我君の阿修羅も)あるいは、囚われの身を暗示する壁、逃れた後に懐かしむ、みたいなシチュエーションを考えると、安部公房の『砂の女』が思い浮かんでしまう。

 

NAVIGATORの発売から1週間。怒涛のプロモーションもひと段落して、音楽番組を見直しています。どれひとつ同じでない、変化して練られていくパフォーマンスに心躍りましたが、北斗さんも満足いくパフォーマンスをされていたようで、嬉しいです。今は秋のドラマと映画撮影との演技のお仕事に専心されているのでしょうか。お芝居について書きます、と前回宣言して書き始めたものの、一番大事にされているお仕事について適当なことは書けず、NAVIGATOR発売前後のもろもろ(自分がチャート対策などするようになるとは思いませんでしたが(笑)、Imitaiton Rain以来楽しむことにしました)もあって今は少し寝かせています。(略 )

 

大事なお仕事、といえばラジオもですが、先日のANN、お忙しい中に綿密に企画構成したOPトーク、楽しかったです。ゆめちゃんガイドの漸減的筋弛緩法、上肢が抜けていたりツッコミどころはありながら安眠できそうですし、ゆっくり入浴したりされているようで、一昨年末から昨春の不調が改善していることを願っています。食事をしぼっておいでのようですが、夏の疲れには鶏胸肉や牛赤身だけでなく豚肉のビタミンBもお勧めですよ*7
この手紙を読んでいただくのはいつになることかわかりませんが、聴いたばかりのまだ新鮮な感想と、勝手な盛り上がりをお届けしたくて認めました。エラが欲しくなる程高い湿度に今年は格別に暑いと聞きますが、どうかお身体おいといくださいませ。

梅雨も明けないうちのひまわり柄ですが、花言葉は「あなただけを見つめる」だそうです。ひゅー! いつでも、どんな北斗さんも応援しています。

                                かしこ

2020年7月30日*8                                        




*1:2022年6月注:024: 2019年5月23日

*2:2022年6月注:文中『』は北斗學園2020年6月17日のとうこうより引用

*3:2022年6月注:文中『』は北斗學園2020年6月18日のとうこうより引用

*4:以前もAmazing!!!!!!で各人のアイデアを入れたと伺っていたので、歌詞や楽曲作成にも関与されるのですね。関ジャムでシンデレラ・ガールの作曲者の方がKing & Princeに会われたことはないとおっしゃっていたので、介入しない人達もいるのか、会わずに意見だけお知らせされるのか、曲によるのか..

*5:2022年6月注:文中『』は北斗學園2020年6月19日のとうこうより引用

*6:2022年6月注:文中『』は北斗學園2020年6月29日のとうこうより引用

*7:紙が余ってしまったので余談を。お忙しいのに自炊されている方には、お持ちかもしれませんが、電気圧力鍋、お勧めです。カレー、煮魚、煮込み料理、炊飯、なんでも材料放り込んで他のことをしている間に出来ていて、超時短だし、しかも煮崩れないのですよ。皮付き人参、じゃが芋、玉葱、塊肉を切ってホールトマト缶とローリエ1枚入れて加圧後市販ルーでもカレーフレークでも加えると超絶美味しい無水カレーが勝手にできている!しかも素材味が十分でるのでカロリーの高いカレールー(以前はいろいろアレンジしましたが、専門家が極めた工業製品が最強、におちつきました)が半分で済みます。肉の脂も加圧後放置して固まった脂きれいに除けますし、加圧時にアルミ箔で落し蓋すると灰汁とりも不要..て、主婦の会話みたいですみません

*8:まだ紙が余っているのでさらに余談...自分の話ですみません

CDを一番、量も質も聴きこんでいたのは臨床業務をしながら博士号の研究をしていた頃。1人で何時間もラットの神経移植の顕微鏡手術をし続けられたのも音楽のおかげ。周りの人に鼻歌歌って楽しそうねーと言われてました。当時はCD積み上げて。その頃は伊豆や北関東の病院と都心の研究室を週1~2回深夜に往復していたので奢ったカーオーディオを装備して、眠気防止に車の屋根を開けて音楽鳴らして走っていた(深夜の高速なので)のですが、ジャケ買い含め買い込んだCDから車やラボで選抜したものを長時間かかる手術の時に持ちよってお勧めアルバム大会するため一生懸命アピールポイント探したりして。音楽に救われていた、基本的生命維持に必要ないろいろの欠けていた、楽しかったハードデイズ。北斗さんも何かに集中して忙しいの楽しい方だと思うので、没頭しすぎにご注意を。あの頃は赤黒革シートのPeugeot206CCってちゃらちゃらしてかわいい車にそういえば乗っていました