書簡・編

おたくもすなる日記といふものを、我もしてみむとて、するなり。

022: 2019年3月12日_Change the Era201ⅸ前、雑誌あれこれ

拝啓
 桃始笑の候*1、IsLAND TV、東海ウォーカー新連載、らじらーレギュラー出演等々新しいことが続々と発表されて、まさに花開く春ですね。映画少年たちに因むメディア大露出で私達ですらてんてこまいなのですから、北斗さんも本当に目まぐるしい毎日を送られていることと思います。...と書いたところで今朝、嬉しいお知らせがまた届きました。春の連続ドラマご出演、おめでとうございます!!!!!!。共演も好きな俳優さんばかりですし、physically challengedの方のQOLをどのように描いてくださるのか興味深く、放送開始も番宣での出演も心待ちにしています。ドラマでは「堅気の社会人」風髪型でスーツなのか、設計事務所勤務だとおっしゃれ~なカジュアル*2なのか、何を着てもどんな髪型でもお似合いなので楽しみです。とはいえ好みはあって、このところの雑誌ラッシュで一番好きで、友人達の支持率も高かったのはCinema★Cinemaの二の腕を誇示する小さな写真です。「みんな大好き北斗さんの二の腕」(笑)と挑むようなやんちゃな表情が素敵でした。CanCam1月号やWithのトトトトトの写真のような儚げな表情も、予想に反して肌の露出の少なかったan・an(私はそれでよかったと心底思っていますが)p.77左写真の視線も印象に残っていますが、YouTubeのおにぎりの回のサムネイルでの表情はそれらを超える大ヒットでした。すごく迷っている時にこの写真をスタンプ代わりにすると”苦悩ぶり”がわかってもらえる便利な写真です。2月のJr.にQでの変幻自在な表情や、3月放送のジェスチャー伝言バトルで北斗さんのいちびりな面が解放されていて、1年ぶりのNHKホールで大笑いしてしまいました。平面版のN.M.P.も素晴らしかったのですが、ジェスチャーがそれを凌駕してしまって、面白いって罪です。

 

Change the Era201ⅸ、ありがたいことに参加できることになりました。例年春は学会出張で休診する時季ですが今年は単位取得済みでその分休めるのも幸運でした。今回は初日から参加できるうえに、北斗さん、慎太郎君、樹君がブログでネタバレ禁止令を出してくださったので、ネタバレの需要も承知してはいるのですが、「自分で見聞きして驚きたい派」にはありがたい限りです。

何公演も入らせていただくのはわがままではないかと自問したのですが、ドーム公演すらなかなか当たらなくなる日が遠からず来ると思うし、嵐の活動休止の報を聞いた時に「機会は逃してはならないのだ」と悟ったのもあり、今は入れる贅沢を楽しもうと思っています。どの瞬間も見逃すまいと思える対象があるのは本当に幸せなことです。

先日北斗さんが「SixTONESが人生を賭けるものになった」と書いていらしたのを読みましたが、これまでの経験があった上でそう書かれたことの重みを思うと、より一層全部を見届けたいと思います。...と、そんな重い決意で遊びに行くわけではないのでご安心ください(笑)。

 

ちょっと前のことなのですが、肩凝りにAmazing!!!!!の振りが効果的だと発見しました。肩甲骨から上肢を動かして、ついでに股関節と腸腰筋のストレッチにもなり腰痛予防にもよさそうです(笑)。そんな風に身体を動かしていて、それほどきつい食事制限もしておらず、筋肉もきちんとついた若い男性なのに北斗さんが「冷え性」「お腹弱い」と語っておられるのを目にすると、ああ、気ぃ遣い病だ、神経張りつめて暮らしているのだろうな、と勝手に推測して気の毒に思ってしまいます。四逆散という漢方薬の”証”が『とても礼儀正しく、パッと見「いい人」なのですが、実は悩みを抱えていてイライラを表に出さない人、手汗をビッショリかいていたり、胸脇苦満(みぞおちの重苦しさ)があったりする人』なのですが、北斗さんに四逆散を処方してみたいなあなどと思うのです(職業病です)。交感神経の緊張を緩和するための漸進的筋弛緩法も有効なのではないかと思うのですが、人を見ると治って欲しくなる私の職業病こそ何とかすべきですね。

気分を軽くするには仕事と関係ない世界をもつのも有効で、私にとってはそれがジャニーズの皆さんの活動なのですが、北斗さんにとってはファッションや読書がそれにあたるのでしょうか。最近エッセイを読みたいと書いていらしたのを読んで思い出したのが、収載された小話*3のブラックな味が大好きだった、伊丹十三さんの「ヨーロッパ退屈日記」でした。65年刊と時代的には古いですしちょっと鼻につく気障さもあるのですが、演技や服飾、食や文化の蘊蓄を高校生だった私は背伸びして読んでいました。20代前半で読んだ塩野七生さんの「男たちへ」も装うこと演じることの考察に塩野節が炸裂していて、例えば『装うとは、着る人間がどのような個性を生きたいかで、決まるものだと私は信じている。だからこそ、素晴らしいのだ。』などといった件は北斗さんにもご興味あるところなのではないでしょうか。
(略)

北斗さんにお手紙を書くのはたいていものすごく時間がかかってしまうのですが、今回はさらに最近の嬉しい情報の供給過剰に追いつくのに精一杯。そのうえ確定申告にあわせて1年分の領収書を整理していて昨年の書籍の領収書の数にどれだけ皆さんが雑誌に登場されたのかしみじみと思って手が止まってしまい、早や帝劇から2か月経過。とうとう横浜アリーナ公演まで1週間になってしまいました。

時間がかかったのはもう1つ、気に入った春の便箋がなかったためです。最近はだいぶ適当になったのですが、私は「気にいった手袋がないから寒くても手袋をせずやせ我慢を通す*4」タイプです(笑)。よい新作便箋は結局みつからず、それでもとにかくドラマ出演発表の嬉しさをお伝えしたくて、やむなく去年の便箋ですが、気を取り直して書きました。

横浜、大阪の公演にドラマも加わって充実した佳き春。北斗さんとSixTONESに「新しい驚き」を期待しています。それでは、横浜でお会いしましょう。

                                  かしこ

2019年3月12日

追伸:全体に2月頃書いていたのでお勧めの本や体調の話は、今の時点の超多忙な北斗さんには少しそぐわないかもしれませんね。

 

*1:桃始笑”は花が咲くことを笑うと言っていたことから”ももはじめてさく”と読むそうです。春は山も笑いますね。偶然とはいえ桃の季語を書いていたら桃李君との共演とは

*2:SANAAの妹島さんなど素敵ですよね。服と建築は同類なのか、建築家の方はお洒落な印象があります

*3:今だと若干不謹慎な話になるのですが、「ブックエンド」の話を「車中の紳士」の話が好きで、特に後者はSixTONESでもジェシー君と慎太郎君の持ちネタに似ているので有名な話なのでしょうか

*4:向田邦子さんの「手袋をさがす」という随筆に書かれていて、それ私だわ、と思った話です。北斗さんの「朝ごはんをおいしく(よい条件で)食べるために夜は控える」にも、全面的に同意です