書簡・編

おたくもすなる日記といふものを、我もしてみむとて、するなり。

043: 2021年4月4日_on eST札幌

拝啓

 札幌公演帰りの日曜夜は花散らしの雨。「お花見大好き」と書かれた北斗さんが間に合うだろうかと案じておりましたが、今年の桜のしぶといこと。時世を鑑みて、持ち味の儚さをかなぐり捨てて意地で咲いているようにすら思いますが、北斗さんも満開を楽しめたようでよかったです。

 

本当なら新潟にいたのだ*1、などと思わずにすむぬようひたすら確定申告業務をしていた3月21日。札幌公演にご一緒しませんか、との一報。急遽振替休をもらって金曜まで馬車馬のように働き、27日昼、とにかく真駒内に到着。14か月ぶりのライブと遠征に、持ち物に漏れがないか等々前夜まで準備に追われた上緊張で眠れず。3時間睡眠で出発したためか、その場に居られさえすれば嬉しかった久々の”逢瀬”が望外のアリーナ前方であったからか、開演前に双眼鏡を幾度も床に落としたり、落ち着け自分状態(笑) そんなあたふたした札幌行ではありましたが、27、28日の両昼公演、ほんっとうに思い切って行ってよかったです。

外周花道の下の黒幕をくぐってアリーナに入り、on eSTと映しだされたスクリーンを目の前にしても、すぐにその世界に”戻れる”のか半信半疑で。でも幕が開けば、6人の存在と音楽とパフォーマンスとお喋りと、そんな好きな事だけに没頭する贅沢を享受できる結界のような空間と時間が現実にあって、この14か月、どれだけ自分が"ここ"に身を置きたかったかが改めて実感されて。声を出せないとか、フェイスシールドが、などそんなことなど全く些末な事で*2。朝6時に空港でおにぎり1つ食べたきりなのに17時過ぎまで空腹感すらなく(笑)。公演開催にこぎつけて下さった皆さんとスタッフの方々、関係各位に心からありがたく思いました。

 

13か月ぶりの有観客ライブ。久々のファンを前に照れてしまうのか、クールにやりきるのか、興味津々。初日を目撃したかったですが、入られた方によれば26日も平常運転だったとのこと。変わらぬ「形状とか機構とか土地柄の違いをきちんと乗り切ってばちっと」演じるライブ職人ぶりだったようで嬉しい限り。

でも、実は”相変わらず”でなかった点もあり。久しぶりに観たSixTONESは、その瞬間の目の前のパフォーマンスだけで魅了する十分な説得力がありました。いわば「現時点の等身大の全肯定」のような自信と自由さと幸福感。以前SixTONESはその物語性も魅力で武器になると書きましたが、既に”背負った来歴や影があってこそ際立つ光”ではなく。これまでステージから放ってくれていた”命削ったキラキラ”は、我が身を削らずとも余裕綽々で自身が放つ光に変わり、クールさやスタイリッシュさの背後の脆さや傷を垣間見せることもなく。配信では気付きませんでしたが、いつの間にそこまでパワーアップされたのでしょう(笑) 

 

幕開けの”Mad Love”で久しぶりに観たSixTONESの”布”使い。「ただのシルエット」なのにわくわくしてしまって記憶がないのです(笑) でも、ひょっとして、続く”Dance All Night”で姿こそ現わせどロボットダンス+サングラスで曲終わりまで表情を見せなかったのは1年ぶりにファンに会う照れ隠しですか?ふふふ…

今回の私のメインイベントの1つ(全曲ですが)ティーザーから数えれば待つこと9か月。とうとう、とうとう、生の”NAVIGATOR”を観た、聴いた、踊った!! どれほど、右腕を後ろに繰り出す振りをしたかったことか。本当なら周りが許せばがっと脚開いて腰落として踊りたかったですが(いや、しませんが)、これで成仏できます。

そして、”S.I.X”で「飛び跳ねろ jump」できたこと(配信での大我君の絶妙のタイミングがで!)、”Special Order”のLa la la la la la laで手をびらびらさせ、”Hit them up”し、”NEW ERA”で”Hey!”できたこと、そんなことがどれだけ心わきたたせたか!(いい大人がねぇ..)


北斗さん、とうとう「いらっしゃいませ~」を継承されたのですね(長野以降もされていましたっけ..?)私は二宮氏の発するそれを『「ストレス貯めるなら金貯めろ」が家訓の下町の町工場という現業の家に育ち、確定申告用の領収書整理が大好き』な人がアイドル産業に”従事”しているという背景ごとうけとめてきたのですが、さて、北斗さんのそれは、どういう解釈で聞こうかな(笑)


そして北斗さんの「世界一緩やかな略奪愛」という絶妙なキラーフレーズのお陰で聴こえ方が全く違ってしまった”Call me”。それまで「爽やか洋楽風味」があまりひっかからない曲だったのが、この言葉で俄然大好きになって(笑) 聴くたび含み笑いしてしまうのですが、今だ”曲のずるさ*3”はわかっていません...

”ってあなた”は配信映像には映らなかった、幅の異なるほの白い光が降ってくるのがMVの雨を思わせて印象的でした。生で歌うのは大変そうな曲ですが、聴けて嬉しかったです。アリーナ上手にいた日は同じ上手の北斗さんしか視野にいれられず、後方から観た28日の方がスクリーンとお二人を一視野に収められてよかったかもしれません。双眼鏡が必要な、さらに離れた距離から観ると、今度はスクリーンと北斗さん、大我君、いずれを視野に収めるか、の贅沢な三択に悩むことになるのかもしれません。

”EXTRA VIP”も27日は上手のジェシー君、28日は下手の樹君をそれぞれ注視していましたが、こちらは映像をそれぞれの真上に映して下さっていたのでお二人同時に把握しやすくて嬉しかったです。(ってあなたは映像で二人が並ぶのが面白いので真中に映さざるを得ないですものね)センターに移動しながらかっこよく踊るのさすがだなぁ、とか、ペンライトが表打ちと裏で打つ人といて、SixTONES、そこで迷う曲多いのよね、と観察して面白がっていた曲。

 

配信で気付かなかったシリーズ、その3。”So Addicted”の櫓=「飛び道具がなんでも出てくる壁」だったのですね(?)。なんと汎用性の高い装置(笑) メインステージを見ながら「何らかの道具か機構に座るか寝そべるかで点在していることの多いグループだな~。それもくつろいでいるのではなく厳ついか物憂げか険しいか」と懐かしく思いおこし。

懐かしい、といえばMCの、この実家の茶の間のようなホーム感(笑) ”トップアイドル”のお喋りにそんな形容をしてはいけないとわかっていつつ、MCからのライアー×ライアー予告のふりの茶番感といい、暗闇でごそごそあの大好きなマイクスタンドが設置される感じといい、ああ、現場にいるって実感できるこの嬉しさ。

”僕が僕じゃないみたいだ”は、後半の加速していく疾走感が、映画の大団円の高揚感との相乗効果で気持ちが盛り上がります。映画館でエンドロールに乗せてかかるのも素敵ですが、やはり皆さんが同じ空間でその場の感情も乗せて歌うのを聴けたのは嬉しかったです。

そこからのトークで北斗さんが「激しい曲ではペンライトこんな風に振っちゃって」的な説明で思い切り殴りつけるようなペンライト使いの真似をされ、私非常に恥ずかしくなりました(笑) はい、ああいう暴力的な振り方、してますね..(私だけじゃないと思うけれど)

とにかく、とにかく楽しい”Coffee & Cream”。まさに今年のカレンダーのキャッチフレーズ『かっこよくて、おしゃれでHAPPY』。こういう曲調とパフォーマンス、SixTONESは本当に似合いますね。

そして”Lemonade”に続き、”Strawberry Breakfast”が流れた時の嬉しさ!よくぞお手振り曲にしてくださったと初めて思った曲。いつものようにコーラス隊の気分になってしまっていると周囲のご迷惑になってしまいそうで、お手振り曲なら客席の皆様、めいめいのメンバーの方を見ているので、自由にのりのりでいられるのですよ(笑) 

配信で流れた映像、好きだったのだけれどな~と思いながらも、配信と異なるものを用意してきてくれたのが嬉しかった映像。

そして、”Bella”!NEW ERAのリリックビデオが西語含みで北米進出を見据えているならラテンは王道と思いますし、私もラテン音楽大好きですが、北斗さんのセルフライナーノーツ*4には「異国情緒、ってより正に異国の曲で、今、SixTONESがこの曲を歌う理由はなんだろと思いつつ、それがSixTONESの選択なら、そうなのね、と聴いている曲(笑)」と応じてしまった。それが今回、ダンスパフォーマンスを見て、数倍は好きな曲になりました。先輩曲を演じていた時はパフォーマンスの新奇性が大きな魅力の一つだったSixTONESが、デビュー後の曲は楽曲と歌唱で世界観が語られていてパフォーマンスで添加される情報の比率が少なめになっていたと思うのですが、この曲はパフォーマンスで修飾されることで大納得。この後のツアーでまた観て再確認したいパフォーマンス。

”Lifetime”は生で聴いて改めて曲の力を実感しました。出光のCMでボスポラス海峡アヤソフィアを背景に流れた時にもじんわり感動しましたが、自前の演出は強い。配信で5回も観たのに、それでもなお冒頭の白い光の中で静かに始まり、静かに沈んで行く終わり方に原始宗教のような、理屈を超えて頭を垂れてしまうような訴えかけがあって。曲の力という点では、アンコ―ルで”うやむや”を歌いながら登場された時も「これ、本当に歌っているんだ、すごいな~」の一言でした。もう、この曲、例えば”この星のHIKARI”とは別の意味の小細工なしすっぴん勝負、とにかく歌う、のですね(笑) あ、でもこの曲自体がトリッキーなのか..。
そういえば、配信ライブのメドレーの青い衣装のサスペンダーが素敵と書いたら(か、どうかは知りませんが)カスタマーズヴォイスにご対応(?)ありがとうございます。アンコールもサスペンダーで登場して下さって。肩幅がありつつ体幹がすっきりしている人のサスペンダー、体型に映えて素敵なのですよね。

 

今回のライブ、”NEW WORLD”や”"Laugh" In the LIFE”のような定番曲で、周囲で手指のカウントしたり振りが入ったり*5している人は半分程度。この1年で初めて足を運ぶ人が増えたのだろうな、あるいは北海道は初だからかな、と実感したのですが、一方で隣の席の気合入った北斗さんファンのお嬢さん*6始めとする周りの北海道のJK達、全曲振りも完璧で、どれだけSixTONESの来道を待ちわびていたことでしょうね(泣) 本当に北海道でライブができてよかったですね。

 

そんな帰りの機内誌で、尾崎世界観さんと吉田修一さんのエッセイを読みました。世界観さんは、開演前の客席から漏れ伝わるざわめきやステージに出た瞬間の感覚など演じ手の心象風景とライブに伴う旅の日々を描写していて、それらがままならぬコロナ禍の心境を淡々と綴っておられ。吉田さんは長らくANA機内誌に連載してきたエッセイの最終回で、「全力で『好き』を書いてきた」連載を通じて「自分が好きなものを『好きだ!』と大声で叫ぶ。こんな単純なことが、実はいかに難しく、そしていかに素敵なことであるか」を学んだと書いていらして。

「全力で『好き』を成就させに行った」忙しなくも幸せな旅の終わりにその2編を読んで、ステージに立つ方達の心境と楽しかった週末とに思いをいたしてなんだか泣けてきてしまい。隣席では羽田乗り継ぎで次の仕事先へ急ぐ作業着の方がPCで書類作成に勤しみ、逆隣の方は仕事帰りかスーツで熟睡していて、その間で、申し訳ないことに心地よい遊び疲れとグラス1杯のビールにぼーっとしながら涙こぼす一人(笑)

この心境はコロナ禍がなくて存分にライブ三昧できていたら辿り着かなかったものかもしれないですし、それだけの対象があるありがたさと幸せを忘れないように胸に留めて置こうと思いました。北斗さんとSixTONES、そのくらい感慨を抱かせるお仕事をされているのですよ。今後のツアーが恙なく行われて、まだ会えていない人達も無事に参加できることを祈っています。

 

北斗さんも朝ドラの撮影に入られたようで、新しい冒険の始まりに私までわくわくしています。ブログからも楽しんでおられる様子が伝わってきます*7、春宵一刻値千金の美しい時季、どうかお仕事と日々の生活が心柔らかく満喫できるものでありますように。私達がその支えであれますように。

まだ気候の定まらぬ時節柄、スタッフ、メンバーの皆様も北斗さんも、どうかお身体おいといくださいませ。いつでも、どんな北斗さんも応援しています。

                                 かしこ

 2021年4月4日                                        

*1:公演延期

*2:Smile upシールドは前評判を覆し、使いやすかったです。前髪つぶさず、顔隠さず、双眼鏡も使えます

*3:2022年6月注:北斗學園2021年3月10日

*4:2022年6月注:北斗學園2021年3月8日

*5:NEW WORLDの北斗さん、腕を下げてから上げ始める時の溜め方が『振りを忘れて瞬間、周囲をみて真似している人』みたいなごくごくごくほんの少しのタイミングが、ちょっとツボでした(ごめんなさい、意地悪ね)

*6:鳥羽マーク(あれって鳥の羽根?)の うちわを持っていたから、鳥羽担かも(笑)

*7: 畳(笑)。今の北斗さんのブログにはなんとなく「1日の最後におしゃべりしたいのは君なんだ」風味を感じて、嬉しいです。(元台詞のニュアンスとシチュエーションとはちょっと違うけれど)
因みに毎日更新してくれる高地君には高地君の健康チェック兼SixTONESの安否情報源、ジェシー君には善良な純粋なる精神が伝わってくるパワースポットみたいな役割、慎太郎君にはおおらかな無垢な精神、大我君はブログまでエンターテインメント、樹君は「たまにしか来ない悪い男だけれど、来てくれた時はとんでもなく優しい..(笑) 

042: 2021年2月24日_on eST配信

拝啓

 梅一輪一輪ずつの暖かさ。月参りに立ち寄る妙見様の梅がほこっと静かに咲いて、風は冷たくとも光の春ですね。年末からの1STとライアー×ライアー、僕僕の露出ラッシュを追いかけるのはさすがに大変で、1月5日に書いたon eST配信初日の感想を6日に1ST発売祝いのカードに同封しようと思っていたのが結局今までひきつけています。はい、毎度そういう言い訳を書く大人です。

北斗さんのお元気そうな姿を連日メディアで拝見しているうちにバレンタインも過ぎました。ライアー×ライアーを拝見したら、きっと演技のお仕事の感想を書きたくなると思うので、ここで頑張って配信の感想を、と思う、僕僕発売日の私です。

待ちに待った1月5日は仕事を蹴散らすように終えて、交通安全のお守りを握りしめながら猛ダッシュで帰宅。ツアーTシャツに着替えペンライトも準備したものの、自宅鑑賞の特権、即ち参加者ではなく鑑賞者に徹することにして暗い中メモをとり続ける2時間。A4で10枚のメモになりました。配信は全公演観られたのですが、その都度付け加えて20枚まで増え、そのわりに内容がなかったらご容赦を。

今回の配信ライブのMVPは「何でも出てくるセンターステージ奥の壁」と「宙に浮く花道」。メンバーではなくてごめんなさい。

 COUNT DOWN

アラビア数字ではなく英字綴りだったのが”One"でツアータイトルを出すためとは、冒頭からお洒落。SixTONESでは定番の感もある硝子が砕け散るような映像と歪み。この時点で部屋は何があっても点灯しないことに決定。

 Mad Love

ほっほ~、この曲から来ましたか!と余裕で見ていたものの、煙の中で踊るシルエットのみ映し出され「ご本人登場なし」の4分間に、うっわぁ、舐めてるわ(褒めています(笑))と思いながら、でも炎の特効+レーザーが端から大サービスだから、よいのです。背景のマーブル模様にロールシャッハテストを受けているような気分になったり。こういった、雰囲気でゆらゆら踊るとSixTONESはジャニーズ随一にかっこいいですね。これは撮影済み映像を流しているのでしょうか、ステージ上でリアルタイムに踊っているのを照明で映しだしているのでしょうか。恐らく前者だと思いますが、有観客でもこれを映像で流す予定だったのでしょうか。初日は後者だと思っていて、これは配信ならではの楽しみ方だわ、ステージ上で北斗さんがそういう焦らし作戦にほくそえんでいる様が目に浮かぶわ、と思いながら観ていました*1

 OP

ひと昔前のジャニーズのアルバムでは定番だったOverture。ちょっと大仰ながらアルバムの世界に誘われるワクワク感が好きで、最近ないのが寂しかったのです。

今回のOPの朗読は序曲というより序章ですが、King's Treasure*2の”影と闘うSixTONES”の話の続きなのでしょうか。

EX Theatreで鎖に繋がれて登場した物憂げでけだるげなSixTONESを見た時の衝撃も忘れられませんが、今回は断然豪華で、背景に錯綜する数多の光の矢の束の力強さと火花の美しさ!CHANGE THE ERAで創世記だと騒いでいた光の演出がさらに厚みを増して、これは人類の天地創造ではなくてビッグバンですよね(大げさ)。

デビューツアーで手作り感が薄れた寂しさを語ってしまいましたが*3、早々に掌返して資金力ににひれ伏します(笑)。CDが売れるとこんな素敵なことになるのですね。とはいえ懐かしいKing's Treasureと世界観が繋がるようにも思える嬉しさ*4

 Dance All Night

こ、これは!...試聴の印象でこの曲こそは縦横に踊りまくるのかと思いきや、我が愛するTHE D-MOTION SixTONES ver.風味のロボットダンスではないですか。こんな上がる曲を抑制の効いたパフォーマンスで見せるとは。でも弾けていなくても内側の氷のように冷たい”熱”は伝わるような。

サングラスをかけているので開演10分で初めて顔を見せるSixTONES。MVだけでなくライブでまで顔見せが少ないとか(笑)

レーザーがピラミッドのようにも、操り糸にも見える。Mad Loveのマーブルもそうですが、多色を使っているのに煩くない(原色からひとつ引いた感じの彩度だから?)のが本当にセンスだと思います。音も弾むようなダンス曲の中にしっとりとした声の重なりを聞かせる部分が出現するのが素敵でした。

北斗さん、今回の配信通じて声がすごく出ていて絶好調だったように思いますが、英詞の発音もよかったですよね。ところで、髙地君のポップが上手になっていませんか?

 NAVIGATOR

メインステージの壁面からセットに様々な奥行と高さで配された無数のライトの細い光の筋が多方向に蠢くのが印象的で、これは会場でいきなり全景を立体で見て、視覚でガンっと衝撃をうけたかった。MVの青いサーチライトがここでよりスケールを増して、セットを”物理的な形状”として見せない、光の束の奥行き感。

物理的、具体的な”物”ではなく照明のスケール感やスタイリッシュな雰囲気で魅了する感じがSixTONESの十八番ですよね。先輩グループのどことも、何か違うのです。

NAVIGATORはずいぶん前にリリースされたように思えてコロナ禍の産だから、まだ生では見ていない。こうやって「いつか生で見なくちゃ死んでも死にきれない曲」リストがどんどん伸びて行く(笑)

 Telephone *5

この曲の天井からステージ下の客席床まで上下に流れるように展開する紅白のLEDのお陰で会場が巨大に見えます。皆さんの登場するセットのスケール感、床からの高さや広がりを測りかねるのが逆に配信のよさ。どこのWembley Stadiumかと思った*6 (笑)その中においても際立つSixTONESの存在感よ。その壮観を俯瞰で見られたカメラワークに感謝。

しかし、やはりこのスケール感は立体で見たいなあ。特に赤が禍々しいブリッジ状の花道とセンターステージが「未知との遭遇」のように上空から降臨してくる、それもメインステージからバックステージまで全長が!これは現地で真下にいたかった。

しかもこの花道、上下動するのが高まる!高い花道が「手が届かないスター感」があって素敵だし、赤いサーチライトが旋回してサイレンが鳴り響く危険な感じもゾクゾクします。”call me girl”の北斗さんの不敵な顔がアップでいいですね。会場だと「ぅ”き”ゃ”~」(SixTONESの現場の嬌声は濁音)の声があがるところ。

メインステージのスロープを滑り落りて、さらにヒートアップする次のS.I.X~Special Orderへの繋ぎとして最高。曲終わりの煽りで一息、と思いきや、樹君のみで続けて次の曲に行くSixTONES。お疲れ様です。不埒そうに見えて、勤勉ですよね。

 S.I.X *7

ベージュと黒の衣装、淡色なのにスタイリッシュでクール。関西コレクションパステルカラー衣装もそうでしたが、色合いに反したクールさと甘さの両面があって、どんな衣装も色合いもモノにするSixTONESさんの面目躍如。北斗さんノースリーブもよいですね。

ここで気付くメインステージ両側上空のモニターの大きさ!これは配信では勿体ない…有観客で使えますように

 Special Order *8

歌いだしの髙地君の妖しさ。センターステージで腰を落として踊るのは定番のように思えて。SixTONESって「重心高いダンス」があまりないですよね(笑) 上空のカメラがさらに低さを強調して "La La La La"の手のひらひらと、ジェシー君の”Haters Come on!" が病みつきになりそうなかっこよさ。
Come on!"って挑発の用法だと思うのですが、ジェシー君の口から発せられるとSixTONESのアンチすら、こっち来いよって折伏して味方にしてしまうかのようにも聞こえて(笑) Extra V.I.Pでは”Haters gone”だから、やはり挑発なのかしら。

 You & I

と、ここでこの爽やか曲の入るふり幅落差よ、と一瞬思いましたが、この曲にしてこの演出!北斗さんの”Oh baby now”のがさついた声がただの爽やか曲ではない(笑)

9月のザ少年倶楽部*9ではsocial distanceを保って踊っていらしたですが、有観客だったら所謂”お手振り曲”だったかもしれないと思っていたので、踊ってくださって嬉しかった曲。

 My Hometown

波の音が聞こえてきて花道が上昇すると、黄色と緑に塗分けられた通路が現れて、おっしゃれ&爽やか~(黄色と緑というとみかんとお茶の静岡色(エスパルスカラー)と、つい思ってしまう父方の実家が清水の人間ですが)ここはセンター客席に人がいたならなあとしみじみしてしまいました。

一方、配信ならでは、と思ったのはスタンド端から寄って映して下さったモニター前の2人の映像。よくぞここまで寄って、という配信ならではの近さが嬉しい。このモニターを有効に使えたのこの曲くらいで勿体ない...

 ってあなた *10

髙地君と慎太郎君のユニット曲の後は、きっとこの曲、との予感に違わず登場。

青~紫のライティングが静か。ステージ上に座してあまり動かないこの曲に関しては、配信の映像が(少なくとも初見においては)正解な気がします。

歌声を生で聴きたいのは勿論ではありますが。どこのChemistryかという程美しい、声の化学反応。歴代ジャニーズユニット曲で一番好きです。
中盤以降、北斗さんの声が強い!”弱々しくて脆いのに声が強い”。でも強い声であるが故の絶唱で弱さが詳らかになるという逆説。ぼろぼろな北斗さんにティッシュを無言でさし出してあげたい(袖口...)*11

 So Addicted

こんなに美しい鉄骨足場があったでしょうか。そして、樹君と櫓の組み合せ(最早定番)の素晴らしさ。そこに精緻なレーザー光線が加わって「全国民に見せつけるべき舞台演出」だと思いました。

照明と櫓の奥行感、立体感、陰影を現場で、その登場の瞬間に目の当たりにして息をのみたかった…と悔しく思った演出。でも、このライブ構成はPLAN Bなのですよね*12 会場でまた感動できるための、あるいは今度はそうきたか!と裏切られるための予習だと思うことにしました。

”You got me crazy”の声の重なりの美しさ。髙地君のキャスケットジェシー君のカーディガンが最高。カジュアルな服を衣装にしても映える*13って、体重58㎏で細過ぎと自称する体格のよいグループってよいですね。

 NEW WORLD

メインステージに6連結のリフター。リフターとは上空のファンに接近するための装置だと思っていたので、そうか無観客だとメインに並べて示威活動するのだと(笑)

ここまで来て、このライブは常に暗くて空気が煙っているなあと気づきましたが、下方からの照明が常に動き続けて拡散する様が美しく、光線の散らし方が効果的で、だからこその暗さと煙なのですよね、きっと。これまでのSixTONESのライブでもうっとり見惚れてきたライティングの何十倍もの光の束が細かい制御で生きているかのように躍動する、その精緻さの元が”蜂の巣”状の面になっているライトなのでしょうか。
NAVIGATORでも書きましたが、メインステージのセットが”形状”ではなく、照明、レーザー、炎、煙...飛び道具が何でも出てくる”機能”なのが本当に面白い。しかもツアー名までデザイン化して掲示する機能まで(笑)

アルバム曲があれ程までに多様なのに、それを基にしたライブを通して一貫して全員の世界観が統一されていて、大きな場面展開やムードチェンジがないのに飽きさせないのもすごい。

  "Laugh" In the LIFE

この曲だけはやはり、メモをとっている場合でなかった...さあ、行こうか!

最初の会場全景が夢のような光景で、これはスタンド上方席の特権を配信で享受した感あり。

 MC

初日の曲終わり、なぜあんなにせわしなくMC第一声を発したのだろうとひとしきり(笑) 

新リーダー北斗さん、相変わらず「リトルストーン、つまりリスナー」などという細やかな視聴者への気遣いが素晴らしい。北斗さんの声、喋りでも歌でも絶好調でしたね。

MC中も背景のセットの照明が細かく動き続けていて瞬く星を背景に喋っているみたいでなんだか嬉しかったです。

 僕が僕じゃないみたいだ

MCでの告知中に映画の映像紹介という形式が懐かしいなあ、などと思っていたら突然歌唱が始まるSixTONES STYLEが嬉しい。マイクスタンドの植物の装飾がかわいらしい方向性ではなく、色彩抑えめの渋いお花。メンバーかスタッフさんに、非常に色彩や画質の引き算の感覚が鋭い方がいらっしゃるのだろうと、いつも感激します。照明がデイジーの花のように光るのが、また素敵。

で、このまま後半に入ると思いきや、またMCに戻るのですね。北斗さんと髙地君の歳月をうかがわせる寸分タイミングを間違えない漫談の円熟!

 EXTRA VIP

北斗さんと髙地君が居残りMCということは、これでしょう!待ってました!の1曲。

赤と青の照明に分けられたV.I.P.ルームのBOXを錯視のように不規則な角度から映すカメラ、怪しいレーザーを放つクリスタルボール。

ジェシー君のリズムの独特の取り方がかっこいい、これしかないっというダンス。机に足をかけて座ったりしたらおばあ様にお行儀を叱られてしまいそうな気もするジェシー君の、V.I.P.ルームのギラギラ感の中の上品さ。勿論、我らが千葉代表の樹田中氏には、バチバチにこの世界が似合ってしまうので言うまでもない(笑)

曲終わりにBOXを出る様子が映るのですが、暗い中、段を降りる様がちょっとびくびくな感じが、「あ、映っちゃった、見ちゃった...」と思いました。配信の面白いところですね。Watch your step!

 Coffee & Cream

1STでは「ってあなた」と双璧の好きな曲(いや、全曲大好きですが)まさに”It's pretty damn good”.

街の音が響く中、休日。lazyな朝、鳥のさえずり、ベッドでぬくぬくだらだら...のchill song。なのに、陽光が溢れるわけでなく、スタッズ付衣装にカウンター椅子。morning coffeeなのにジョッキ(?)なのかい、珈琲で乾杯するのかいってツッコミ入れてしまいました。すみません。でも本当にこの曲が大好きなので、細かいことはさておいて、SixTONESならではの雰囲気ある演出を堪能してしまうのですよね*14

”spurkling pink”はアルバムではジェシー君が歌っていると思い込んでいたら大我君だったのですね。声色が幅広い...そして、まさに陽光が輝いて肌の上にこぼれ落ちているかのような表現力。北斗さんの”dripping, dripping...”がすごく好きなのですが、dripってコーヒーとかけているのでしょうか。

 Lemonade

初パフォーマンスですよね!。前述の”ジョッキ”的な形状は、こちらのイメージなのでしょうね。LemonadeってよりLimoncello飲み干している感じですが(笑)

暗い中、白い衣装で上品な色気があるLove Juiceのライト版的な。今回はパフォーマンスをしながら移動するのに使われていて、ちょっと急ぎ足で歩いてみえて、せっかく哀調を交えた大人なかっこいいラテンなのに勿体なかった。

と思いつつ、何しろこの密度のライブをほぼ6人出ずっぱりで構成しているのだから、仕方ないですよねって甘くなってしまいます。

 Hysteria

初日は初披露の日生劇場のパフォーマンスのような、頭部と上肢だけ露出させたサロメversion*15。この「ただの腕」の艶めかしいこと!全身が映し出されて初めてこの部分が映像であったのだと気づきましたが、そこが配信ならではの演出。無観客のお陰で客席を完全に暗くできるので、センターステージが非常に際立って見えてよいですね

...などと考えていたら2日目からは白いレーザーに包まれてセンターステージで踊る演出に変更。冒頭のレーザーの形状がロータスのようで美しい。歌割に併せてメンバーカラーに光が変わったり、白布が吹き上がったりしていましたが、若干演者が見えづらく感じてしまい。これは意図的に演出しているのでしょうか。

 映像

この怪しい映像。ドラッグなどからは最も遠い人間性の人達にして、この「きれいな悪夢」系のトリップ感。セピア色。どなたの好みか存じませんが、もう大好きです。

慎太郎君のピルエットが永遠に続くのではないかと軽い眩暈を覚えたり(笑)、高地君の上半身が思いのほか柔軟で肩のアイソレーションがきれいで嬉しくなったり(SixTONESって体格のよさに比して柔軟な人が多いですよね)。この映像の無表情なダンス、Mad Loveのそれと同じく、SixTONESの得意分野ですよね。

 Amazing!!!!!!~JAPONICA STYLE~RAM-PAM-PAM~

立ったままで背中を見せるだけで、振りをつけずに歌う自信みなぎるような”大人の”Amazing!!!!!! 青い衣装の北斗さんのサスペンダーが素敵。表面にギラギラ感を見せないけれど、噴火寸前の地底のマグマのような...と思ったら、メドレーなのですね

JAPONICA STYLEはそろそろ疲れてくるだろうライブ終盤に動きの激しいMV版を入れるのが、RoughXXXXXXと同じくSixTONESの実は追い込み好き(?)なところ。

ピンクと青の照明に煙る、クールなRAM-PAM-PAM。和楽器の響きが勇壮で劇的で、Track ONE -IMPACT-ではアジアンテイストのそれであったのなら、今回はジャニーズのアイデンティティ、Japonesque。龍が出てくるのではないかと(笑)アルバムでも箏が入ったりするのかと思ったら和楽器アレンジはライブだけなのですね。お正月用だったのでしょうか。

これだけハイカロリーな曲が連続する中、JAPONICA STYLEに戻り...と思いきや一瞬だけでNEW ERAに。渾身の最新シングルをあっさりメドレーの最後に付け加えてしまう潔さ!バラード部の前に一瞬だけ全景が映ったのがかっこいい!皆さんの顔のアップもよいですが、 メインステージの照明が奥行き感があるので、ひいた映像は天井カメラと並び配信ならではの特権ですよね。

NEW ERAは広大な背景で撮られたMVの印象が強いのでYTFFや歌番組での披露もよいですが、やはり広い会場に似合いますね。後ろ手に手を組んでスキップするみたいな振りが好きで、ハードなダンスの中に何故あのかわいいふり...

 Imitation Rain

細く鋭く刺し貫くようなレーザーの雨降りしきる中、環状の装置が降下してくる"青い”Imitation Rain。紅白のENDLESS RAINの影響かもしれませんが、海のイメージ。無観客の静謐の中響くイントロには宗教に近い、負の感情を昇華させるようなものがあって、TrackONE-IMPACT-の時の炎を背負った激情や、転調前に全員が身を寄せ塊になった姿にデビュー時感じた「寄る辺ない人達が自分達だけを味方に何かに挑もうとしている」ような印象も既になく、怒りや葛藤が浄化されたような。

立ったままのAmazing!!!!!!に感じたと同様、1年間の活動を経て”SixTONES"を確立しつつある自信が感じられたように思いました。

数巡1STを聴きこんだ後に、新車のオーディオを試したくて全CD曲をWAVファイルでとりこんで聴き直しているのですが、Jr.にしては成熟していたSixTONESのImitation Rain、大人になったと思って聴いていたNAVIGATORが、1STを聴いた後では青く幼く聴こえて、皆さんの不断の努力と伸び盛りのグループの魔法を感じました。

 ST

SixTONESは”ここぞ”というところ、メインテーマ的な曲で金色の照明を使いますよね?上下違い違いにセンターを貫く花道のブリッジの視覚効果の強さ!これだけメッセージ性のある激しい曲を花火でボンっとぶった斬る終わり。続くLifetimeが同じかそれ以上に強いメッセージをこめられた曲だからでしょうか。

STは”遥か先”に向かう己と旅の道連れを鼓舞しているかのような、と前回書きましたが、Lifetimeはそっと浄土に導いてくれるかのよう。 

 Lifetime

激しいSTの後、一転してすとーんと静寂が満ちる中、真っ白な光の中にプロペラが回る様な音。天国か...

等身大の僕達、とライナーノーツには書いてあったけれど、終盤のコーラスのゴスペルを思わせる荘厳さ(Talking Rock誌ではオペラと表現されていましたね)。もうだいぶ前から生涯応援するのだと思っていたけれど、人生の終わりまで導かれてしまいそう...

曲中、”重い木製の扉”が軋むような音が入りますよね。CHANGE THE ERA 20ixのT∀BOOで、扉をこじ開けるような意志的な手の表情が印象的でしたが、今回は閉ざされた扉をこじ開ける音ではなく、運命の巨大な扉が自ずと開いてここからの私達の道につながっていくかのように思えます*16

 この星のHIKARI

Happy全開のこの曲。FC限定の”ホーム”でのアンコールはやはりこれですよね。皆で共に歌う定番でありながら、ルーツが舞台なのもあってか、ブラスセクションの煌びやかさ故か、SHOW向けの曲に聴こえます*17

ブラッシュアップしたシングルカップリング版のJr.時代の曲もよいですが、原石盤ではなるべく原曲のアレンジをそのままに収録されたというのが泣かせますね。今回の配信ライブは皆さんが本当に嬉しそうに、回を重ねるごとに自由度を増して動き回っているのが楽しかったです。

本編が常に闇を基調としたスタイリッシュさであったからこそ、その後のアンコールの対照的な明るさと虹色の照明が、「この星に溢れる光をすべて集めて」ステージを照らしているかのように眩くて。私達、幸せだねーとしみじみと思わされる。

2番の歌詞、しっかり受け取りましたが「出会えてよかった」はいつでも聞かせてあげられますよ(笑) どんな美女とでも恋愛できそうなSixTONESさんが惹かれるのが「声や仕草」で「転んでも立ち上がる強さ」が売り(あるいは惹かれるポイント)というのが、何とも。普通の人間である私共にも優しいというか(笑)

 

緊急事態宣言下の年始の望外のお年玉だった配信ライブ。逆境を逆手にとった完成度に、やはり現場で参加したい気持ちもありつつ、配信の気楽さ手軽さ等、よいところを楽しもうと思いました。が、しかし、手紙を清書していて気付いたのは、感想がほとんどセットや構成についてであったこと。冒頭に書いたようにこのライブのメインステージの「飛び道具満載の壁」と「可動花道」は大好きなのですが、演じ手の方のパフォーマンスはどうしても現場の空気感や温度、発散される気迫や熱を実感してこそ、というのものなのだなと、今さらながら思い知ってしまいました。もちろん、映像から受けとるものもあるはずで、そこは自分が家でとったメモには入らなかったのだと自分の嗜好を改めて認識しました。

先の手紙*18で『どのメディアでも「音楽性」「歌唱力」「表現力」を当たり前に冠して』と書きましたが、1STが世に出たことで市中の様々なジャンルの音楽愛好家や専門誌からの「多様性」「完成度」の評まで加わって(「度肝を抜かれた」の言葉まで!)どれほど嬉しかったことか。

そして、ホクトホールでの印象で「ご自分が主役になるのは居心地悪く感じてしまわれるのか」と書いてしまった*19のが申し訳なくなるような昨今のソロ表紙とライアー×ライアー関連露出での座長ぶり。家族、友人皆が私を連れて行こうと応募してくれた舞台挨拶も全く手が届かず。とうとう泰山北斗への道を歩み始められて、そろそろ増えるファンの手紙の山の中で自分の手紙は埋もれていくのだと思いつつ認めています*20。表紙を飾られたanan(重版おめでとうございます)の「僕の姉ちゃん」に「ちゃんと見ている、がいとしさの定義」とあったのに思いがけず、はっとさせられて。見せていただいたものにせめてお礼のかわりに感想を届けられたら、が動機でも、「ちゃんと見ている」を言葉に綴ると長くなり、お忙しくなると読むことすらご苦労でしょうに。

 

清書し始めたのは「僕僕」発売日なのに、電車の中で書いたり、ライアー×ライアー初見後、緊張が解けてどっと眠気に襲われる中書いたりで、ところどころ字がひどいことになりながら、ようやく1週間かけて書き上げられそうです。

暦の上では既に春。空にも光が溢れていて、春を待ちわびつつ、北斗さんとSixTONESに関わる全ての方達のご多幸をお祈りしております。

いつでも、どんな北斗さんも応援しています。

                                かしこ

2021年2月24日                          

*1:2022年6月注:実際は逐次ステージで踊っていたらしい

*2:~君たちが~KING'S TREASURE サマステ ~君たちが~KING’S TREASURE|テレビ朝日

*3:031

*4:その時にも出てきた単語だったか記憶がないのが残念ですが、Hexagon Rohshteinsとは、結局何なのでしょうか。恐らく6つの原石的なことですよね?

*5:1STverではシングルカップリングと違ってライブと同様電話のベル音で始まって、ベースの歪がかっこいいですね

*6:ロンドン五輪女子サッカー決勝観戦しに行ったのですが、素敵なスタジアムです。いつか行ってくださいね。あ、観光や観戦じゃなくてね

*7: ジェシーのMCがかっこいいですよね。この曲、自己紹介っぽいからオープニング曲かと思っていました

*8:朝一番で受け取った1STを車で聴いていて、この曲に思わずテンションがあがってアクセル踏み込んじゃいました。危ない(笑) 

*9:2020年9月11日放送 テーマ『Dream』

*10:この曲のイントロとアウトロに満ちた終焉の雰囲気がSMAPSMAP最終回での椎名林檎さんの「青春の瞬き」が思い出されてやるせなさが一層募るのです。CDで聴いたら歌い始めの吸気が収められていて、こだわりましたね~。試聴で「ちぎりたいわけじゃ」が「契り」だと思っていた私…「千切る」だったとは(笑) 

*11:袖口といえばジェシー君のカーディガンの袖口も萌袖指がかかるのかマイクが当たるのか、NEW WORLDでアップになると編み地が解れて見える...そういうデザインの袖の編み地ですか?

*12:ただでさえお忙しい年末年始に予想のつかない感染症の動向見ながら無観客配信と通常開催と2種の構成を考えていらしたということですよね.ご苦労お察しします。ありがとうございます

*13:嵐のPIKA★NCHIの衣装、もっとお金かけてやってくれ論議があったのです(笑)

*14:こんなオシャレな曲を牛柄靴下履いて歌っているのが、お洒落。車のオーディオをグレードアップしたら、最後にも鳥のさえずりが入っているのに気付きました。お洒落

*15:当時、勝手にサロメの生首から連想してそう呼んでいました

*16:因みに音色盤だとジェシー君に導かれて天に召されてしまうのかな...私…とそっと目を閉じて荘厳さに打たれていると、直後にEXTRA V.I.P.が始まって、Kingsmanのイカれたカリスマ牧師が信者を侍らせて踊り狂う様を想像してしまう...MV衣装も牧師っぽくて。すみません

*17:少年倶楽部で岸君の曲紹介「それでは、よい夜をお過ごしください」から北斗さんが横っ飛びにステージに飛び出していくのが大好きで、あの、NHKホールの客席がぱ~っと拡がる光景がなんともいえず、SHOWだなあ、ジャニーズだなあ、と思うのです。SixTONESのライブは最高だけれど、ショウ形式のステージもまた観たいなあ、と

*18:039

*19:029

*20:最後に北斗さんにお目にかかったTrack ONE -IMPACT-福岡公演。帰りの福岡空港ANAラウンジから4番搭乗口に向かって改築中の暗く人気ない通路を歩いていたら、いきなり右手前方の扉からSixTONESご一行様が現れたのです。何も後ろめたいことなどないのに何故か動揺して数m後ずさりたくなったのですが(笑)、私も搭乗口に行かねばならず、そのまま皆さんの後ろをついて歩くことになってしまったのです。手荷物検査から搭乗フロアに入った途端不意うちで皆さんの前を横切ることになったファンの方達、どなたも超クールにスルーされていて誘導の方もお仕事はなかったですね。ファンがどんどん増えていっても、この幸せな関係性が続きますように

041: 祝・デビュー1周年

            To my beloved STylish six guys

 

You are STeering team SixTONES, sometimes as a  STarter and at other times a  STopper. Being so clever, you are going your way, indifferent to criticism.
I hope you e ST
ablish your  STandards to keep away from causing controversy.  

 

Though you do not make a clear STatement about what to do, you are the STabilizer of our team. Your blog, written with willfully obSTinateness eases my mind every day because I can get to know that SixTONES is untroubled today, too.
I think you should be the laST
 resort of SixTONES' metric rise to STardom.
Wishing you truST
 yourself when singing

 

Your way of smiling looks so graceful though you seem to have kept resiSTant to unjuST destiny. That is because you have been making STeady progress STep by STep.  I expect you to keep going on your STyle.  

 

You are "the STAR"; the keySTone of an arch conSTructed by six STones.
You are always laughing and make us happy.  

You are so STrong that you can hide your STruggles, but  I miSTily feel that you are always fighting againST something. That is why I can't help giving you a booST. 

 

You are like STaple foods, essential for my life to go well.  

What I love about you are; 

The range of your voice is aSTonishing when singing and delivering your lines. 

Your fantaSTic dance STimulates me as if it is highly spiced.

You act STunning that it should be your deSTiny to be an actor.

 

I love your dancing way; though STanding STill, you look as if music and dance are flowing from inside of you.  

STarting signal is always a green light as long as you've STayed STrong‐willed and truSTworthy. I hope you can go STraight forward.

 

The world will STare at SixTONES with amazement, someday soon.
SixTONES will ST
ir up the world with a feeling of euphoria with their music.
May the feeling of diSTance between you and I never change.

 

時には先発として、ある時には抑えとしてチームの舵取りをするあなた。非常に賢いからこそ、批判には敢えて目もくれずに我が道を貫いている。一つお願いできるなら、不要な論議に煩わされずに済むよう、確固とした価値基準を持って欲しい。

 

何をすべきか明言こそしていないけれど、あなたは我らがチームの安定剤です。頑固な意思力で毎日綴られるブログを読んで今日もSixTONESの無事を知り、安心するのです。あなたこそSixTONESが超速でスターダムに上り詰める最終兵器だと思います。自分を信じて歌ってくださいね

 

不公平な運命に抵抗し続けているようなのに、あなたの微笑みはとても優雅。それはあなたが一歩一歩着実に前進してきたからなのでしょう。これからも自分のスタイルを貫いていって欲しい。 

 

あなたはまさにスター。6つの石で構成されたアーチの要です。あなたがいつも笑っているから、私たちも幸せになれます。あなたは強いから自らの葛藤を見せないけれど、いつも不思議と何かと戦っているような気がします。だからこそ、応援せずにはいられません。

 

あなたは私が生きていくためには欠かせない主食のようなもの。           あなたの好きなところ;                             

  • 歌う時、台詞を口にする時の声の幅の驚くべき広さ               
  • スパイスを利かせたかのように刺激的なダンスの素晴らしさ              
  • 俳優になることが宿命だと思えるような、目を見張る程の演技   

 

ただ静に佇んでいてすら内側から音楽やダンスが流れ出すかのようなあなたの踊りが好きです。 あなたが強い意志をもち信頼すべき人である限り、いつもスタートの合図は青信号です。どうかこのまま真っ直ぐに進んで欲しい。

 

いつの日か、世界が驚きをもってSixTONESを見つめる日が来るだろう。        SixTONESはその音楽で世界を陶酔させるだろう。                 あなた達と私の距離感の変わることがありませんように

040: 祝・1ST発売

       

       Congratulations on the release of your "1ST" album!

 

         雨垂れを穿つ歩みがデビューを機に加速して、

           Kill two birds with one stone.どころか

             飛ぶ鳥を何羽も落とす勢い!

             これからも(よい意味での)

           ”A rolling stone gathers no moss”で

              八面臂のご活躍を!!!!!!     

              

                6th. Jan. 2021

 

039: 2020年12月23日_1ST(発売前プロモーション)、雑誌雑感、映像仕事前夜

拝啓

  通常なら「本年も余日少なくなってまいりました」と始める年の瀬に、情報に追いつくのが大変な程のぎっちぎちのお仕事ぶり。お疲れ様です&ありがとうございます。振り返ると世界的な災厄に見舞われたとはいえ、SixTONESを暦に共に過ごす1年はお陰様で本当に幸せでした(ああ、去年の暮れにも書いた言葉を繰り返せる果報)。

デビュー前、「おらおら」「クール」という漠然とした枕詞に「なんか、くるらしいよ」という雰囲気だけまとわされて紹介されていたジャニーズの新人グループが、デビューを経てわずか10か月余でどのメディアでも「音楽性」「歌唱力」「表現力」を当たり前に冠して評してくれるようになった嬉しさ。皆さんの実力もさることながら、誰かと競争するのではなく「俺たちの売れ方」と流儀をただひたすら追求して下さった姿勢の所産でしょうね。

Jr.の時から融通無碍、でもしっかりした”核”、即ち「これをやっとけばファンは喜ぶだろう」的な志の低い媚びや妥協・奢りのなさに対する信頼感はありましたし、SixTONESと事務所スタッフさんの意思決定のセンスは信頼していました。そこにさらにYouTubeスタッフさんとの信頼関係を得て、SONYのスタッフさんという最高の参謀を得て、資金力(ご自分達で獲得した実績に基づいたものですが)と楽しんで仕事できるよい環境を整えていただき、曲数やリリース頻度が増えても、さらに質を高めていく、こんな人達を応援できる幸せ。SixTONESとの相性も意思疎通もよく、センスも通じた”大人達”の手が入ることで音楽活動にこんなに楽しさを加えていただけるとはさすがに想像していませんでした。

webデザインから粋なツイッター戦略でオシャレを追求したりダジャレを考えたりのみならず、NEW ERAのリリックビデオに独仏西露葡尼比語まで入っているのが、SONYさんの世界戦略の本気がうかがえますし、JUKE BOX *1も、あんな豪華なアルバム告知は過去にあったのでしょうか。窓外は昼光から夜へ変化し、カーテンは風にそよぎ、シャンデリアの薄明りの下ジュークボックスがネオン色に仄かに光ると曲が流れる...数時間の公開だというのにこんな凝り方、企画から体裁まで考えているのがどなたかわかりませんが、大好きです。1分間にタイトルが含まれる切り取り方も、覚えの悪い私にはありがたい。すごく面白いものに立ち会っているわくわく感に、6時から聴けば網羅できるのでは、と途中からうっすら予想しながらも、ずっとYouTubeに張り付いてしまったお祭好きな我ら。

シングルで楽しませていただいた北斗學園のセルフライナーノーツは今の北斗さんのお忙しさから難しいだろうなと寂しく思っていたら、まさかの公式サイトに全員で*2という制作意図マニアには堪えられないサービス!。

一昨日のダイジェストムービーも、そうそう、そうなのよ!!という映像に沸きましたし(夫はSixTONES、世界進出に本気だな、とわかった風なことをつぶやいていました)今や、プロモーション担当と拝察される”青ソニ””さんのファンでもあります。

さらに北斗さんは表紙を飾る雑誌を含め、映画関連の怒涛のお知らせに1月ドラマまで!HDDや雑誌を整理したりする暇すら与えぬ波状攻撃。本当に、この1年の”私達”、よくやった!そして、新年からもよろしくお願いします。

1ST

シングルはもちろん、記念すべき1STオリジナルアルバムの本気さに、車以外でゆっくり音楽を聴けない自分、車、買い換えちゃいました。BOSEの音響設計が素晴らしくてぞくぞくするような重低音が響く車が広島からやって来るのを楽しみに待っています。試乗では担当者も気にせずNAVIGATORとNEW ERAに聴き惚れていました。唯一の難点は静粛性が高くて外の人に音漏れステマできないことですが、2月末の納車までは今の偉大なる国産大衆車(紫なのでSexy Roseと呼んでいます)で1STの音漏れ響かせて通勤します。ツアーの遠征、慣らしに新潟に乗って行きたかったのですが、このご時世では難しいかなあ。

閑話休題、そのくらいの勢いで楽しみにしている1STですが、JUKE BOXで試聴しただけでも、音楽の技術的な表現の語彙に乏しいのがもどかしくなります。作詞作曲をしないことで、作家性やグループの性格、創造性の限界に規制されることなく多様な楽曲を選ぶことのできるジャニーズのシステムの贅沢さに以前から感謝はしていましたが、そこに確かな歌唱力と表現力があると無敵なのですね。音楽のジャンルの「端から端まで全部っ」というくらい多彩な楽曲群を、咀嚼し消化して血肉にして表現されているのが試聴版でも聴きとれました。恐らく常日頃のSixTONESの”やり口”からすると全曲通しで聴くと新たな絶句が待っている予感...しかも、アルバムを聴き込んでいくうちに通常、最初の10回位を越えるとたいてい”飛ばす曲”ができるのに、1分間の試聴を繰り返している現時点では、それが皆無どころかさらに聴きたい曲ばかり。
以前「アルバムの1つの世界観をもって構成されたライブ」を楽しみにしていると書きましたが、統一どころか、この「これだけご用意できますけど、何か?」とでも言いたげな挑戦的な見本市のようなアルバムをどのようにライブで具現化してみせていただけるのか、あまりに楽しみなので、想像することすらやめました。

 ST

以前、SixTONESの曲は「決意表明」的な歌詞が多いと書いたと記憶していますが、デビュー曲ではそれまでの道程と心情を詩的に綴り、NAVIGATORでは進路への迷いと矜持をリズム重視の韻文で、NEW ERAではトップスピードに乗らんとする(早くも(笑))様を口語で、各々歌っているように思っていたのですが、STは”遥か先”に向かう己と旅の道連れを鼓舞しているかのような、この文語調よ。

ダンスを得意とは決して言わない(私はそうは思わないですが)SixTONESが、MVの回を重ねるごとに「1番 ハード」を更新していくのはなぜでしょう(笑) 初見の自分のつぶやきを見返したら、ひたすら「踊ってますやん、踊ってますやん」って歓喜していて読み返して笑いました。

 NAVIGATOR

リリースが遠い昔のように思えてしまいますが、客席で一緒に右腕を後ろに掲げるのと*3、”Hey you!”するのは諦めていません!本当に大好きな曲です。

 Special Order

一聴、おお~、ゴリゴリ!と思いましたが、中にちょっとオリエンタルな感じの旋律も混じっていて、そこに新奇性。EXTRA VIPもそうなのですが、ゴリゴリした曲でも爽やかさが垣間みえるのは声質なのでしょうね。

 
 NEW ERA

発売日にファミリークラブでコロナ禍のために設置されていないと思いこんでいたお手紙箱を発見。30分しか許されない滞在時間の残り20分で走り書きした手紙*4で書き損ねた感想を書こう書こうと思いつつ、続々更新されるSixTONESのお仕事によりきられて今に至る。

テレビ露出のたびに異なる演出も衣装も、歌唱の変化も楽しかったし、素晴らしかったです。主題歌として初めて聴いた印象がいかにも土曜夕方のアニメ主題歌然としていたのに、全く違う印象になったCDTVライブライブもミュージックステーションも、おうっバラードが現れて!って驚きも、14日にディーラーで乗換えの新車の試乗してしまうに至る後押しになったことは否めない…

 Curtain Call

タイトルがなぜCurtain callなのだろう、全貌が早く知りたいと思いながら聞いています。試聴版では北斗さんの歌いだしが新鮮でした。

...樹君、眠れない時にドライブされるのですね*2。私は腹立たし過ぎて緘黙したい時にガンガン音楽かけて車を走らせることがありますが、そんな時のお供はかつては大西順子さんの叩きつけるようなパッション滾るピアノトリオだったのですが、今はH.ZETTRIOさんのNAVIGATOR。無機質で自分の心情に全く寄り添わずに無視してくれる、自己憐憫や怒りなどばかばかしいと思わせるクールさが逆に心地よくて愛聴しています。

 Dance All Night

私の印象では、しいていえばこのアルバムでは一番ジャニーズっぽい気がします。そして、英語詞がきちんと聞き取れるぞ!素晴らしい。S.I.X。と併せ前向き、ノリノリ、あげあげ最強

 S.I.X

JUKE BOXで2回目に流れた時にチャット欄が”ハンドクラップ”していたのがすごくSixTONES担だと思いました。
ダイジェストのS.I.X.の白黒無声映画*5、素敵!

 EXTRA VIP

ゴリゴリのラップで始まっても、MVが妖しげなダンス(まさに、これよ!という(笑))でも、ジェシー君の声が不思議な清涼剤のような形で紛れ込むので、VIPルームのぎらぎら感野中、上品さが漏れ出る感じ。

 Mad Love

上記2曲と併せ、自分のCDラックには並ばない曲(サブスクならポチるかも)でも、癖になりそうな曲で、SixTONESのアルバム曲であればこそ出会える楽しさ。自分、こういう曲好きなんだーと発見しました。 

 Coffee & Cream

JUKE BOXで最初に気にいった曲の一つ。このピアノの感じ、どこかで耳にした、と思っても思い出せず、遥かBEN FOLDS FIVEまで手持ちのピアノマン系を引っ張り出して聴きなおしてもわからない...樹君のお勧め通り、朝、車で聴きながら気分あげています。人生ってとりあえず素敵よねって思える曲。
美しくて強い声なのにエフェクトかけてしまうの勿体ないなーと思いつつ、声の重なりが美しくて、かけあいが楽しくて。ラップと爽やかな旋律がでたり入ったり交互に出現するってのに、私弱いのですよね。そういえば”うぇーい”みたいな掛け声、本当に皆さんの声ですか?

私はlove u...の”その後の穏やかで幸せな日々をこの曲の中に見た気がしているのですが、製作者意図ではより拗らせた”So Addicted”が”その後”なのですね...

 Lifetime

試聴版を聴いた瞬間、北斗さんの高音の透明感がいいなぁ、と思いました。北斗さんのLifetimeの”L”とMemoryの”r”の発音仕分けや、大我君の”Hard"の発音が素敵で、これはバリューの真実(面白くて、かわいくて、タメになりました!)のお陰もあったのでしょうか*6

ここで語られる、穏やかな未来に到達せんことを。皆さんと私達全てが。

 この星のHIKARI

私がSixTONESを見染めた曲なので、それはもう大好きなのですが、さらに歌唱に磨きがかかっていて、「もう僕のそばにいたらいい」と自信を持って言える立場になっても(ですよね?)、実は瞳の奥に自分は僕はいないのではないかと思ってしまっていそうなSixTONESさんが20代半ばにして歌うこの歌のいじらしさ。

実をいうとライブだとファンが歌う部分のハモりが大好きで、本当はそこ、歌わせていただかず聴きたいのもあり、CD収録、嬉しいです。

 BE CRAZY

さらにハモリが加わりました?電子音が背後で一生懸命 ZiZi... PiPiと鳴っていて、なにやらかわいい

 "Laugh" In the LIFE

ずっと愛聴していてライブでも実際飛び跳ねる盛り上がり方をしてしまうこの曲をアルバムで聴ける幸せ。車の運転していても思わず両手を挙げて、いぇーってなってしまう危険な曲(笑)

 Rollin'

There's no turning backと最初に聴いた時*7と状況は異なる今、あの時不退転の決意をしてくださっていて(歌詞の意とは違うかもしれませんが)よかったなと、勝手に意味を重ねて聴いています。

 RAM-PAM-PAM

一番”好戦的”な曲で、でも“IN THE STORM”のようなギリギリ感や”BE CRAZY” や”Rollin'”のような哀調がなくて、最強のケンカ巧者が余裕でにこにこ笑顔で”ケンカ上等”って拳誇示しているような(笑)

日生劇場やライブでは聞き取れなかった、宇宙にいるみたいな、昭和のゲーセンみたいな、ぎゅぅいーんって音が楽しい。

 My Hometown

ピースフル!の一言。ソニーさんの仮提案そのままとはいえ、地元が一緒のお2人だからこその、珍しい組み合わせのようでもあり、必然とも思えそうであり。お2人のまっすぐさが響いてくるようでまぶしく感じる曲。

 ってあなた

最初に聴いて、歌声の化学反応の美と、うっとりするようなコード進行、背景で訥々と仕事するドラム、これは好きだわ~と思った曲。

「よくなくもない」「火を点けたなら消してって」「遊んだら元ある場所へしまって」に”切なさともどかしさ”より諧謔を見てしまったのですが、MVを見るにそうではないらしい....そんな受取り方をしてしまう自分の思考パターンや平素の行いを反省しました。でも、全貌を知るまでは油断ならない...

 うやむや

本当に、今のところ有耶無耶(笑) 
先日、この曲がfox capture planさんの曲で、予想が当たったと口々に皆が自慢している、という夢を見ました。なぜか。

 Telephone 1ST ver.

ここぞという時の正装的衣装が以前はAmazing!!!!!!の衣装だったと思うのですが、今年はすごく”らしい”Telephone衣装が使われることが多いですよね。TrackONE-IMPACT-の時スチームパンクだ貴族だ、と思っていたら後日”ギャング衣装”という通称だったと知った衝撃はまだ癒えていませんが(笑)。衣装同様、カップリングだけでは勿体ない愛着ある曲なのですね。
シングル曲のテレビ露出はデザインの凝ったリアルクローズよりの衣装が多いですが、こういうジャニーズならではのごっちゃりした衣装も大好きで、本当にSixTONESの衣装も意匠も楽曲同様、はずれがない(Hysteriaの衣装も私は結構好きです)

実はつい先程on eSTツアーパンフが届きました。衣装解説、ありがとうございます!ライブがさらに楽しみになりました。

 

NAVIGATORの時から思っていたのですが、アルバム全体を通じて、技術的に卓越した大我君が安定した支柱として働きつつ、曲によって声の佇まいを変え、自己主張しずぎずに”その曲”と”6人の声の調和”に献身する在り方に感銘すらうけます。
高地君の効果音のように挟まる破裂音(ごめんなさいなんと呼ぶのでしょう、あれもボイパ?)が曲のポップに華やかにしていて大好きですし、この6人がドラマで集められたにも関わらず、歌唱においても相性が非常によいことに出会いの不思議さと成長の素敵さ、全員の互いへの献身を思ってしみじみしてしまいます。

On eSTツアー 

まだデビューが影も形もなかった頃から、どれだけオリジナルアルバムひっさげてのライブを夢見ていたことか。思いがけない早さで叶ってしまって、本当に、本当に、嬉しいです。(略)

こんなご時世ですが、いつ何があるかわからないから、友人達にもSixTONESにも、会いたい人には機会を逃さず会っておこうと決心しました。どうか、往来が自由になっていますように。どうか、どうか、開催されますように。

関西Jr.のライブに入っている大阪の友人からは、スマイルアップフェイスシールドがなかなか”曲者”だと聞かされていますが、SixTONESのライブは近くても遠くても楽しめるし、声を出せれば最高だけれど黙ってじっくり見ても楽しめるはずだとこれまでの実績から信頼しているので、フェイスシールドを用意してくださるならありがたく、感染防止に全力尽くして参加します。

当にライブ冒頭で「お、おぅっ」って登場したりしないでしょうけれど、きっとお互いそんな感じでちょっと気恥ずかしさもあったりするかもしれないので、マスクは久々の対面につい緩む口元を隠すのにはよいかもしれません(笑) (略)

雑誌雑感

コロナ禍で蔵出し記事が続いた反動か、入手難が続いたためか、秋からはこれだけ雑誌ラッシュなのに嬉しくてほとんど購入してしまっています。経営責任で4月から減給にしているというのに(笑)

東海ウォーカーは当然として、SixTONES STYLEはSixTONESとテレビガイドさんの、この連載に手を抜かない決意が見えるようで、毎号ページを開くたび幸せです*8

これはデジタル会報にも映像にもいえるのですが、写真の質感に非常にこだわりのある方がいらっしゃるのですよね。会報はいつも溜息がでる素晴らしさだと思うのですが今号*9のNEW ERA MVのコラージュの表紙の美しさには息をのみました。モノクローム企画も大好きな写真ばかりでしたし、「黒」にまつわる話の他人への視線、特にスタッフさんへのそれが、誠に北斗さんらしいと思って読んでいました。

北斗さんの語りはタレントの主観よりも俯瞰の製作者目線の比率が高いのが興味深いのですが、一昨年頃から掲載される媒体がアイドル誌、テレビ誌から一般女性誌に拡がり、今年は音楽誌や男性誌にもたくさん取上げて頂けるようになって、全員の作り手としての姿勢に焦点があたる記事が増えたのは、私には嬉しい限りです。

男性誌といえば、GQ MEN OF THE YEAR受賞、おめでとうございます。発売数日前に突然入った表紙の報。ネットでは完売。慌てて電話した地元の書店も取り置きの電話がやまなかったそうで最後の1冊でした。皆さん、神がかった美しさでしたよね。通常版も素敵ですが、増刊の表紙の華麗さ!嬉しくて何度惚れ惚れと見直したことか。「世界がSixTONESという名前を知ることになる」など、編集長さんのお言葉の一つ一つが嬉しかったですし(私達は何年も前からそう思っていましたけれどね)、GQ読者層にもSixTONESは刺さると思うのですよね。北斗さん自身の言のように次は「俳優、文筆家、歌手、アイドル松村北斗」さんの受賞が叶いますように。

音楽誌、演劇誌も盛り沢山。音楽と人2021年1月号」は最初の1ページだけでも私とSixTONESが考えを同じくしているように思えて、素敵な誕生日プレゼントでした。残りを読み進めるのが勿体なくなっていたら来月号は全員登場+表紙とのお知らせ

「TalkingRock! 2021年1月号」も1STを絶賛する冒頭の文をしばらく読み返し、ソロページの北斗さんの頬がシャープでアーティストな雰囲気に見惚れ。写真のクールさと対照的な、場の和やかな空気感まで伝わるインタビュー。いつかライブレポートを書いていただけますように。両誌とも即、2月号を予約しました。

「+act 2021年1月号」は黒ページと白ページの劇的な対比が素晴らしくて、SixTONESの多面性をよくわかってくださっているなと感謝。

「CUT 2021年1月号」は「自由で自在な無二の」というサブタイトル、「強さと上品さ」というグラビアテーマ。それだけで嬉しいのですが、こういう媒体で「市場」「需要」「戦略」を語るあなた達が本当に頼もしくて好きです。勝手知ったるアイドル誌で伸び伸びしているのも好きなのですが。さらにこれから続く北斗さんの表紙、特集雑誌もわくわくしながら待っています。

映画ライアー×ライアー(公開前)、レッドアイズ(放送前)

そして、ムビチケも何枚か購入できて準備万端!と思いきや、続々情報が出てくるライアー×ライアー。先日、脚本が徳永友一さんと知り、さらに期待が膨らんでいます。「翔んで埼玉」や「ルパンの娘」を前者では原作に忠実に、後者では大胆な脚色を加え、嘘ぎりぎりの線でリアリティを持たせ、しかも攻めているのに寒くならないきわどいところで面白い。「僕達がやりました」も凄惨さ下品さを寸止めで避けて成立させておられる凄腕の方ですよね。耶雲監督のお話がうなづくことばかりですし、北斗さんの「右側がいい」説で思いがけず意見が一致したので*10(笑)、脚本と監督が素晴らしくて、北斗さんと森さんが主演で、よい映画になっていないわけがないと信じています。

レッドアイズも、どんな役でも嬉しいけれど犯罪歴のある天才ハッカーとは!前作の”普通の人”を普通に演じるのも難しかったと思いますが、今回は思い切りふり切ったり遊んだりできそうな役ですね。アクションがあったなら、もう言うことないのですが、役柄からはインドアが主戦場なのでしょうか。

亀梨君という自己演出の鬼が、北斗さんという変幻自在で別の種の自己演出の達人と組み合わさって、どのような反応が生じるのか楽しみです。番宣にも一緒に出て下さったりするかしら。とにかく放送開始を楽しみにしております。

今年はドラマも筋立てや企画自体が変更を余儀なくされたりして思い通りでないことが多かったと思いますが、新年からの映画とドラマでの北斗さんの頑張りが報われる作品であってくれますように。

北斗さんは「思っていたのと違う」と幻滅されるのが怖いと書いていらした*11ですが、人の評価って時々”各論反対”は混じれど”総論賛成”のことがほとんどではないかと思うのですよね。「アトリエの前で*12」が「僕の思い上がりもか」で締められていたり、穏やかでないなあ、と思いつつ、演技のように正解のないお仕事に臨む時くらいは完璧さや責任感から解放されて楽しんで欲しいなと、自身は気合が入り過ぎると妙なことになってしまいがちな私は思うのです。

北斗さんが完璧✨、十全なら私なぞが応援する余地がなくなってしまいますし。逆にそれ程思い入れない人の作品であれば黙って見るのをやめるだけなのです。”失敗”が何をさすかはわからないのですが、例え”失敗”しても、北斗さんが北斗さんであれば”愛すべき人だと思うのですよね(こういう重要なところで字を間違えるところ、そこですよ)

 

もっとテレビでのパフォーマンスやドラマについても書きたかったのですが、SixTONESからの絶え間ない供給のお陰である程度で形にしないとさらに収拾がつかなくなりそうで、この辺りで今回はお暇します。

仕事なら迷惑かけないように意地でも食事と睡眠はとっておくのですが、遊びや楽しいことに夢中になると寝食をおろそかにしてしまう傾向のある私は気をもんだツアー当落の翌週、ちょっと体調を崩してしまいました。北斗さんも寝食を忘れて没頭してしまわれそうで、どうか楽しみに待っている私達のためにも休養と食事はしっかりとられてご自愛くださいますよう。

いつでも、どんな北斗さんでも、応援しています。

                                 かしこ

2020年12月23日                                

 



*1:https://www.youtube.com/channel/UCwjAKjycHHT1QzHrQN5Stww/community?lb=UgyEqFtsaTMw4NE60j54AaABCQ

*2:

www.sixtones.jp

*3:この、右手を後斜めに掲げるふち、NAVIGATOR、NEW ERA、ST、全て入っていますよね?Jungleの”頬をなでる~の右上肢を挙げるのが好き、と書いてから、何となくそのポーズをしてくださっていると嬉しいのですが、このふりも後方注意でライブでやりたい、と書いたので、機会多そうで嬉しいです

*4:037

*5:https://youtube.com/clip/Ugkx0YuDiyhawqOZAT4YYp39mZ9d0h1y8ZjB

*6:帰国子女で同時通訳の友人の”C・A・R・N・I・V・A・L, Night!”のC & Rの”R”と”L”の発音に嵐ライブのたびに打ちのめされる私が人様の発音を評価してよいのか...そこはご容赦を

*7:CHANGE THE ERA 20ix 2019年3月22日横浜アリーナ

*8:ずっと編集部に感謝と絶賛を送り続けているのでいい加減しつこいと思われているかもしれないですが(笑)

*9:#3

*10:日本映画navi vol.90

*11:Wink Up 2021年1月号

*12:2020年12月

037: 2020年11月11日_NEW ERA発売、映画ライアー×ライアー関連雑誌(公開前)

前略ごめんください 

  NEW ERA発売おめでとうございます。3枚目にしてさらにハードルを自分で上げていく皆さんの作品が楽しみで、10日の朝早々にうけとりに行ってきました。CDTVライブライブでフルバージョンを聴いたので驚きこそありませんでしたが、他のシングルではほぼ聴きこむことのないインストゥルメンタルver.dで隠れた音探しを楽しんだりしています。
”THE田中樹”って感じのSo Addictedも、H. ZETTRIOさんの挑戦的かつ遊びのあるNAVIGATOR CROSS OVER ARRENGEMENTも、ザ・アイドルなLife in Colourも、フォークロア的なLemonadeも(この曲のためでしょうか、PCとりこみ時のCDデータベースにNEW ERAは”World pop”と表示されるのです)聴きこんでいくのが楽しみです。

MVはこれからなのですが、今日はFCの入場が当たったので、発売日のCD店祭りに参加しに来ました。Imitation Rain発売=デビュー日だけ、と思っていたら、第2の初陣も、初のライブ円盤も、そして今日も結局CD店詣でて渋谷に来てしまっています(笑) 今日は最終日でしたが、”我々の”anan AWARDを祝してスクランブルスクエアの展示と映像も見てきました!

昨日は夜、KevanさんがインスタLiveで北斗さんと高地君にインタビューしたと語っていました。2人とも”funny”とおっしゃっていましたね(笑) 2人とも違う個性で高地君はコメディアンのようだと。インタビューを拝見するのも楽しみです。質問書いたつもりが激励みたいになってしまいましたが…*1

 

先日一斉に発売された映画誌*2も昨日で全て届き拝見しました。耶雲監督が北斗さんを前向きで謙虚、素朴で真面目、努力家、と評して下さっていたり、プロデューサーのお2人が北斗さんの演技への熱量や努力をくんで下さっていたり、さらに監督は現場での北斗さんのちょっとした”空回り”などについて語って下さっていて、非常に嬉しくなりました。さらに(アイドルとして)想像していた以上にかっこよくて、影のある”男前”と評してくださったり、もっときれいにかっこよく撮るために衣装を工夫して下さったエピソードを披露して下さったり。監督のお話だけでいかに素敵な作品を”北斗さんと一緒に”創り上げていかれたか伺えて心楽しくなりました。ある種、それこそ”うそっぽい”話を説得力あるものにしてくださっていると”確信”して楽しみに新年の公開を待っております。

とりあえず、手持ちのものでファミクラのすみで走り書きしてしまいましたが、年末にかけて、さらにお忙しい毎日、どうかお身体おいとい下さいませ。                                                                   

                                かしこ

2020年11月11日

*1:SixTONES Part 2 | Inside Scoop with SixTONES - YouTube

*2:Cinema★Cinema NO.90、シネマスクエア124、日本映画navi vol.90